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メール

2012年02月24日

今朝電車のなかで、未読のままであった1通のメールを読みました。それは
何かと言うと、東北の被災した企業を応援する団体からのもので、そのなか
に気仙沼のふかひれ製造会社の社長さんのお便りがありました。
この組織はファンド形式で資金を募り(一口1万円程から)、出資者は自分
が興味を持った事業者に出資をし、各事業者は定期的に現段階の復興状況や
計画などを知らせてくれる仕組みになっています。
私がこの支援の仕組みを知ったのは、東北にいる元新聞記者で、現在はフー
ドジャーナリストをしている友人が教えてくれたからでした。なぜ、ふかひ
れ会社を選んだのかというと、その時出資口数が少なかったのと、何よりも
それまで円形状というか半月状のフカヒレを食べたことがなかったからです。
せいぜいスープの中に散った、春雨?といわんばかりのものしかありません
でした。(出資したからといって食べられるわけではありませんが。)
それはさておき社長さんのお便りには、「工場建設がようやく着工段階に入
ったこと、海岸沿いの工場ではなく新たに山を切り崩して建てようとしてい
ること、小さいときに遊んだ山が壊されていくのは寂しいけれど前向きでい
ること、ふかひれ業が再建することで漁業、関連企業、ひいては町全体に活
気が戻っていくことを願って動いていること…」などの様子が書かれていま
した。
これを読んで感じたのは、喪失に次ぐ喪失の中でも逞しく生きていく人々の
強さでした。
東京神保町はちまき
↑神保町シリーズです。昭和一桁創業のお店。古い外観ですね。店内は今度…。

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