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ブログ 心's LOOM

若い人のオーバードーズ(OD)

2026年10月21日

変な天候で体がついていくのがなかなか厳しいですね。今朝も何だか頭痛がするなぁ…と起きてみたら、外は結構雨が降っていました。おまけに日中は夏日ですし…。都心も30度超?

さて、先日はまたNHKスペシャル『オーバードーズ(OD) 市販薬乱用~若者の命をどう守る~』を観ていました。ご覧になられた方もいらっしゃるでしょうか。

OD自体は何十年も前からあることとして、現在の特徴としては、ODをする若者たちがSNSで密につながり合っていること、市販薬の入手が容易になっていること(年齢や個数制限のすり抜けも容易)などが挙げられます。

市販薬の成分には依存性があって、過剰摂取は中毒、延いては死を引き起こすことがありますが、「心の痛み」や「どうしようもない生き辛さ」を緩和させるためにODは後を絶ちません。

番組編成の仕方は、「ODをどうやめさせるか」といった方向から、終盤は若い人の生き辛さにどう寄り添っていくかといったテーマへと眼差しを転換させて番組を締めくくっていました。

私としても、フランスのように市販薬の規制も大事ですが、問題の根に目を向けていくことこそが何よりも大事だと思いました。

若い人たちの生き辛さということは、「今の社会が一体どういった社会なのか」といったことの現れであり、それは取りも直さず様々な世代の生き方、生き辛さとも大いに関係していることなのではないでしょうか…。

 

 


―交通規制のお知らせ―

2026年10月16日

18日(日)は毎年恒例東京ハーフマラソンのため、相談室界隈が規制(7:20-11:40)されるようです。
お車、自転車などで御来室予定の方はどうぞお気を付けください。

 

小さい秋みぃつけた♪


うつ治療の最前線2(心=脳?)

2026年10月08日

前回の続きです。

番組を観ていたら、ゲストの方々が「うつはもはや心の風邪なんかじゃなくて、脳の病気ということなんですね!」と言われていました。司会も専門家もそれを否定していませんでした。

シナプス(神経細胞間のつなぎ目)の減少と脳の炎症(ミクログリアという免疫細胞の暴走)が見られる、ということが判明してきたからです。またミクログリアの暴走には脳の中の脂質との相関関係(因果関係ではありません)もわかってきました。(ちなみに、ミクログリアの暴走と認知症との関連も最前線の研究のようです。)

でもね、だからといって「うつは脳の病気」というには時期尚早ではないでしょうか。磁気刺激や食事療法で嘘のようにハッピーな状態が手に入れられたとして、その状態が一体どのくらい維持されるのでしょうか。

どんな人も、人生からストレスや失敗、喪失、挫折といったものを無くせるわけではありませんし、そもそもストレスのない生というものなど存在しません。不快な出来事に出くわしたとき、「どういう考え方」をするのかは個人差があって、その「考え方の特徴」は簡単に変容できるものでもありません。

「心というものはどこにもなく、脳そのものの働きによるものだ」という考えや立場は、「還元主義」と言われています。私たちの意識、喜怒哀楽といった情動は全て脳の作用によるものとする立場で、無意識など存在しないとする専門家もいるようです。そういった発想からは、脳を操作できれば心の問題など解決できるという展望が生まれ、脳科学や神経科学の発達が何よりも望まれるのではないでしょうか。

私は脳科学の発展は大事だとは思いますが、人間(或いは他の生物も)はそんなに単純な生き物ではないと捉えています。様々な依存症が薬や意志の力でコントロールできないこともそのことを物語っているのではないでしょうか。

解剖学者の養老孟司先生は次のように言っています。「意識とは何ぞや、を問わずに意識を扱うのは危うい。だって、その正体はエネルギーなのか何なのか、よくわかっていないんです。だから、脳科学だけでなく哲学も社会科学も動員して、その働きを博物学的に解析し記述するしかない。」と。意識を心と置き換えてもいいと思います。

 

Cosmos

 

 


うつ治療の最前線1(脳還元主義)

2026年10月01日

10月に入りましたネ。
ようやく晴れの日となり、今朝慌てて洗濯をしてきました。

さて、前回のブログで取り上げたNHKスペシャル「うつ病治療の最前線」を休日に観ていました。

それによれば、、、

「うつ病は、従来説のセロトニン(神経伝達物質)などの不足以上に、シナプス(神経細胞間の接合部、つなぎ目)の減少や、免疫細胞の暴走による脳内炎症によって引き起こされる」とのことでした。

ではそれらの異常を引き起こすのは何かといえば、①心理的ストレス、②体の炎症(生活習慣病、糖尿病、リウマチなど)だそうです。②の発見は画期的だそうで、よって前回取り上げた食生活の改善がうつの回復に貢献するとのことでした。

また、うつ病に効果がある治療方法としては、一般的な薬物療法のほかに、(ア)カウンセリング、(イ)反復経頭蓋磁気刺激療法(rTMS)、(ウ)経頭蓋直流電気刺激療法(tDCS)、(エ)食事療法、となっていました。(イ)と(ウ)は頭の外側から機械で、前頭葉の部分に磁気刺激や電気刺激を与える簡単なもので、番組内では(イ)、(エ)あたりが紹介されていました。

取材されていた海外の患者さんたちが妙に明るくて(happy~!という感じ)、それにはちょっと驚きました。たまたま撮った映像のせいなのかもしれませんが…。

私は還元主義(心=脳とする立場)ではないので、次回その辺りのことを含めてまた書きたいと思います。

 

 


本日のNスぺ―うつ病治療の最前線?―

2026年09月27日

今夜9時からのNHKスペシャルは、うつ病治療の最前線を放送するそうです。

朝のニュース番組内で一部が放映されていましたが、それを見た限りでは「うつは体の炎症が原因のものもある」というような内容でした。体の炎症?
どうやら腸から摂取される加工食品の食品添加物が体に炎症を起こし、それが脳に作用するらしいです。

で、その治療法としては、食事療法が報じられていました。食事の内容自体は、前々から言われていたことで特段目新しくはありませんでしたが、ドーナツ、ピザ、ソーセージ、甘い物などの加工食品を控えて、発酵食品(ヨーグルト、納豆、キムチ、お味噌)、ナッツ・豆類、オメガ3脂肪酸(青魚など)、フルーツ、野菜などを万遍なくバランス良く摂取することが大事だとのことです。

米国かオーストラリアの教授による、うつ病の患者さんたちを対象にした「食事療法を実施した群」と「セラピーを実施した群」との比較試験では、食事療法を実施した群の方がうつ症状の軽減に効果があったと報じられていました。

う~~む。
実際のところは詳しく見てみないとわかりませんが、今はちょっと半信半疑…。何故ならバランスの良い食事を一体どのくらいうつの人たちが用意できるのか、疑わしいからです。おまけに今の世の中は物価高ですし。

でもとにかく何か発見があるかもしれないので、今夜観てみようと思います。

 

中秋の名月も過ぎ、今夜は満月ですね。

 

 


シルバーウィーク

2026年09月23日

大型連休ですが酷い台風が通過しましたね。
千葉県の一部の地域は数か月の間に立て続けに被害に遭われ、気を挫かれてしまわれないかと心が痛みます。

幸い相談室はいつも通り開くことが出来ましたが、今回は私がかつて暮らした町も冠水し、ニュースで見て驚いていました。アンダーパスではない高架下のところでも車が乗り捨てられていたので、想定外の事態がいつどこで誰に起きてもおかしくはないのですよね。そういえば大雨が降るとトイレの水がゴボゴボと大きな音を立てていたので、排水システムが追いついていないのではと思っていました。

昨日は久々の晴天に恵まれたので、予定していたクリストファー・ノーラン監督の映画『オデュッセイア』を観てきました。ギリシャ神話の英雄オデュッセウスの20年に渡る故郷への帰還物語ですが、ただの正義感溢れる強い人ではない、人間味のある姿に描かれていたので感動しました。観客は年齢層高めだったかな。数々の冒険のモチーフはきっと様々な形(ゲームやアニメ等)でたくさん目にしていると思うので、若い方々にもお薦めです。

 

映画を観終わると既に夕暮れであった…

『オデュッセイア』パンフレット

 

 


子どもが見る世界

2026年09月11日

「子どもが見る世界は、大人が見ている世界とは全く違うんですよ」とは、臨床を学ぶ上で教えられた、よく思い出す言葉です。それは単に目線が低いから、見える範囲や角度が違うというだけではありません。

このことは、私たちは前意識(意識と無意識の中間にあって、見え隠れするもの)辺りで、実はよくわかっていることだろうと思います。静かに子どもの頃を振り返ってみると、世界の見え方が全く異なっていたのではないでしょうか。恐怖や不安、脅威に感じていたものは多かったですし、反対に大人から見れば何でもないことがキラキラ輝いて見えたり、驚きに満ちた世界であったりもしました。

先日、私事の告別式に出席した折にもそのことを思い出しました。参列者の中に、私が小学生の頃一度ほど会ったことがある成人男性がいたのですが、面影が残っていてすぐにわかりました。その人は当時2歳くらいの子。子どもたちだけで一緒にアニメを観る機会があり、ドラえもんだか何だかを観ていたように思います。

海の中をホオジロザメの顔がグングン画面いっぱいに近づいて来ては遠ざかり、また近づいてくるという『ジョーズ』さながらのシーンが流れ、その子は立ったまま固まり出し、目に涙をいっぱい浮かべはじめ、今にも泣き出しそうな顔になって皆で慌てふためく、その泣かんばかりの様子もまた可愛し…というところで私の短い記憶は終わっています。恐らく、彼はそんな記憶などおぼえてもいないでしょうが、当時の幼子にとってはさぞや恐怖だったのでしょう。

こういった小さな恐怖体験を乗り越えながら私たちは成長していきますが、これが例えば何年も続く恐怖、例えば戦時下の子どもたちの場合はどうなるのか。戦時下が極端ならば、両親不和ならばどうなのか。大人同士には「ちょっとした言い合いや無視状態」のつもりが、子どもは全く違う感じ方をしているかもしれません。時には想像力を働かせ、今現在の子どもたちの世界、そして自分の子どもの頃の世界を感じてみることも大事なのではないでしょうか。

 

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ブルーラメの赤ちゃん誕生

 

 

 

 

 

 

 


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