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俯瞰

2012年07月30日

今日は暑いなかにも爽やかな風がありました。
それでも外にいるとだんだんボォーとしてきて、どうも生活も気分もだらだらだらだらしてしまいます。まあ、それも心地よいのですが…。
ここのところ、ある1冊の本を読んでいました。それはある自治体の首長のことを扱った本。
その人(首長)が選挙で、例えば A という公約を掲げました。
本人曰く、「( A は)大学生が何年かかっても理解できない政策」とのこと。
またまた本人曰く、「( A について )市民への説明に、(人々がどうせわからないであろう)専門的、解説的なことは何一つ必要ではなく、心に響くような訴えであればそれでいい」とも。
市民を愚弄しているというか、こういうのをアジテーションっていうんじゃないの?と思ったとき、だらだら気分が一気に吹き飛びました。心理と全く関係のない話ですが、ときに世相に目を向けてみることも必要なことだと思いました。
昔々青少年の頃読んだ本に、吉野源三郎著『君たちは、どう生きるか』いうものがありました。有名なので読んだ方も沢山いらっしゃるでしょう。中学2年生のコペル君(渾名)が叔父さんとデパートの屋上へ行って、眼下の往来を行き交う車や人々を眺めるシーンがあります。「俯瞰して初めて見えてくるものがあるんだよ」ということを、コペル君は叔父さんに教わります。大変印象的なシーンです。
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夏のスキー場
↑ アルバムより〜。夏のゲレンデ。

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