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仕事

2012年08月30日

神保町交差点で、以前ご紹介した『ビッグイシュー』という冊子が売られていたので買ってきました。ご紹介したように、ホームレスの人たちが自立への足がかりとして、街頭で冊子を売ってお金を稼ぐ仕事です。本部はイギリスにあります。
昨日はまだ買っていなかった2冊をもらい、お釣りはチップのつもりであげたらバックナンバーを1冊くれました。
さっそく昼食時に中身を見たら、紙切れが一枚挟んであり…。それは、「金品の授受について、どうしていくか」というディスカッションが販売員の間でなされた、という内容でした。
様々な意見がありました。「お釣りをチップの感覚でもらえるのはいい」「売れないときにジュースやお弁当の差し入れはありがたい」「本を買わずにお金だけ置いていく人がいる」「10円足下に置かれたときは悲しかった…」「お客がお釣りを受け取らないのは困る」など。
この問題については消費者側の意見も募りたいという会社側の意見が書かれていましたが、基本的に余分な金品は受け取らないとありました。トラブルの元にもなるらしく。
気を付けなくてはいけないなと思ったのは、これは彼らの「仕事」であるということ。冊子の売買を通して社会に参加しているのです。同情や施しを受けているわけではないし、チップにしても人それぞれ感じ方が違う。
自分に出来ることはなにか。私は『ビッグイシュー』が面白くてためになるので買っており、その形でこれからも応援していくつもりです。
ふうろそう

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