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本めぐり

2014年10月22日

昨日、神田界隈の古本屋さんから(たぶん神保町付近でしょうね)、ヘーゲル直筆の書込みのある本人の初版本がみつかった、というニュースがありました。ヘーゲルは18世紀ドイツの哲学者。ご存知のない方でも、「ゲーテの直筆書込みのある本が見つかった」「松尾芭蕉の直筆本(時代が違うか)が見つかった」というくらいのニュースに匹敵するようなもの、といえばよろしいでしょうか?
認知行動療法の一つである弁証法的行動療法は、弁証法的哲学というものが基底にあって、その弁証法の研究で有名な一人がヘーゲルなのですね。今、改めて弁証法的行動療法の文献を読んでいるのですが、どのくらい、どのように、この哲学のどういったところが関係しているのか、よく解らないので注目しているところなのです。と、そんな矢先に、昨日のニュースが入ったわけで…。
で、何が言いたいかというと、ヘーゲルとか弁証法的行動療法とかそんな難しいことではなくて、この界隈の古書店にはまだまだ「お宝」があるのではないか?!、ということです。うん?さもしい?!でも埋もれている人類の財産を発見することは大切ですよね。ということで、本めぐり、本探しの秋もいいものかもしれません。
そういえば、東京メトロの秋のCMは神保町ですね。あのカレー屋さんは『ペルソナ』?結構美味しいところですが、ペルソナが素晴らしいのです。不気味なものがお好きな方は雰囲気を楽しめるでしょう。
三四郎(復刻版).JPG
↑ 夏目漱石『三四郎』復刻版。朝日新聞にただいま連載中で、毎日の密かな楽しみとなっています。

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