2026年06月28日
葛藤を抱えている親であっても、あっという間に老いて梅干し化してしまいますよ、とは精神科医の斎藤学先生からよく言われていたことですが、本当にそうだなあとこの頃よく実感します。光陰矢の如し、ですね。
私の親は見た目はまだ梅干しではないけれど、でも転倒したり、なんだか危なっかしくなってきました。先日も物騒なLINEが飛んで来ました。なんでも一か月の間に私服刑事が2回家にやって来て、うち1回は遠路はるばる東京(警視庁)から3人組がやって来たとかで、特殊詐欺がどうのこうの…、事情をよく話してくれず怖い…という内容でした。
こんなご時世ですからすぐさま電話を入れると、どの刑事もカジュアルな私服で若め、車は白いワゴンタイプの普通車だったとか。手帳も見せてくれたと親はすっかり本物の刑事であると信じ切って、ドアを開けて直接応対していました。
こういう時、首都圏に住む者ならまずするのは、状況を確認するまでは直に対応などしないし、名前を聴いてその場で警察に問い合わせるでしょう。今はニセ警官もニセ警察手帳も出回っている世の中ですからね。
親が暮らす地域は高齢女性の一人暮らしが多い、古くからある田舎町。都会に比べて一軒の敷地が大きく、夜は静寂と漆黒の闇に包まれるところ。居ても立ってもいられず、こちらから警察に電話を入れて確認を取りました。公的福祉と同じように、この国は自分から動かないとダメなのね…と改めて思いました。その代わりこちらの出方次第では、結構親切に丁寧に話してくれました。
今回の件で母が偉かったのは、一回目の刑事さんの名前を書き留めておいたこと、二回目のワゴン車のナンバーを控えていたこと、でしょうか…。今後はお説教はせずに、認めるところはちゃんと認めてあげたいなと思わせられた出来事でした。
