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冒険家

2012年02月11日

一昨夜は久しぶりにだらだらと映画を観ました。お題は「アメリア〜永遠の翼〜」。
主演は「ミリオンダラー・ベイビー」のヒラリー・スワンク、夫役はリチャード・ギア。
ヒラリー・スワンクは見慣れるときれいだし、役作りが上手い。リチャード・ギアは、
あーいつも素敵。ギアは妻に裏切られて苦悩する役が最も似合うと思います。
それはさておき、内容は実在したアメリカ人女性飛行士アメリア・イアハートの話です。
第二次世界大戦前(1930年代)飛行士として活躍しはじめ、約40歳で迎える最期までが
描かれています。
彼女は、1927年にリンドバーグが初の単独大西洋横断飛行を成し遂げた5年後に、女性
で初めて単独大西洋横断飛行を成功させました。更にその5年後、世界一週飛行の途上、
南太平洋で消息を絶ちます。
大西洋横断は単独飛行です。天候も読めないなか、ひたすら洋上を進んでいく。トイレは
どうするんだろうとか、睡眠は?食事は?などと、ついつい現実的なことばかり考えて観
ていましたが、10数時間でカナダのニューファンドランド島からアイルランドに何とか着
陸する。
映画では「何にも束縛されずに自由でいたい」、「飛行機に乗るためなら何でもする」と
いうアメリアの言葉が印象的で、でも貪欲な感じは微塵もせず、どうしてここまでして空
を飛びたいのだろうと不思議でした。
最後の飛行は、アルコール依存のパイロットとペアを組んだり、無線通信の不備などがあ
って無謀なように思われます。アメリアという女性飛行士のことを知らなくても、この飛
行が何を意味するかが(死へ向かう、ということ)、よく伝わるように映画は描いていま
す。
彼女は飛行士というよりも冒険家なのだと思いました。何かを乗り越えるためにこの冒険
をし続けるのか、反対に生き急いでいるのか、この透明感漂う女性を駆り立てているもの
は何だろうと、なかなか面白い作品でした。
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画像は御茶ノ水界隈の明治大学。ロゴを見て、チョコレート?
明治大学看板

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