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身繕い

2012年03月24日

冷たい雨ですね。
春の季節の変わり目は新年度が始まる時期でもあり、心が不安定になる場合があります。そのことを自覚して、無理をせず、一人で抱え込まないようにしましょう。
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さて、昨日のブログにも書いたように、昨夜は久しぶりに美容室へ行き美容師さんとお話ししながら髪をやってもらい、心身(心髪?)のリフレッシュができました。身だしなみも大事だなとは思うのですが、現実は手抜きが多くいけません。
身だしなみでよく思い出す話が、菊池寛の『形』。一定の年齢の人たちは国語の教科書でご存じかと思います。私はこの話が頭から離れない程、強く印象に残っています。
筋としては、「戦場で断トツ強い一人の武士がいる。彼は鮮やかな緋の甲冑を着装しており、その出で立ちが現れただけで周りは恐れおののく。あるときその武士は緋の甲冑を人に貸してしまい、普通の目立たない甲冑を着けて戦場に赴くと、あっけなく命を落としてしまう」、というものだったと思います。
この短編で感じたことは、「外見は内実より勝る」や「外見は大事」ということではなく、「外見は時に威力を発揮する」ということを著者は伝えたかったのかなということでした。実際のところはどうなのでしょう?味わいのある小説です。
相模湾のサムネイル画像

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