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ヒヤリ

2012年04月11日

昨日はヒヤリとしたことが。
6時を過ぎてインターフォンが鳴り画面越しに出てみると、何でも神保町駅の地図看板の作り替えで場所を確認したいという男の人がいました。手には地図を持っており、何となく町内の人、という出で立ちだったので、何も考えずにドアを開けてしまいました。
家では赤十字などの募金、町内会費の集金などが比較的日常あるので、その延長かなという思い込みがありました。
ドアの前にいたのは初老のおじさんで、カジュアルな服装に、ピラッピラの昭和時代の紙じゃないの?というような大きな古い地図を広げて、「ここがカウンセリングルームの場所ですか?」と聞いてきました。古ぼけた地図(怪我をしたとき傷口に貼り付ける黄色い油吸い取り紙のようなもの)をぴらぴらさせるので確かめられないでいると、「それではですね、看板代が3150円になります」と言って領収書台帳を開きはじめました。
なぜ有料?と思い、「お金が必要ならうちはいいです」と断ると、そのおじさん、ものすごくキョトンとし始めたんですね。払わないなんてことは前代未聞だよ、アンタ、みたいに無言になったのです。
咄嗟の判断で「じゃあ、大家さんに行ってください」と伝えたら、「大家じゃなく個別に回っているんですよ、なんで?」とまたもや上手にキョトンとする。
何だかこちらが無理難題を言っているのかと迷いが生じはじめ、「ちょっとお待ちを」ということで一度ドアを閉めて中で相談をしました。そうしたらドア越しに、「断るんだったら断ってもいいんだよー」と大きな声で言っている。ドアを開けて「やはりうちは結構です」とこちらが言うや否や、「大家に言わずとも断ればいいんだよー」とブツブツ言いながらエレベータに乗って去って行きました。
ドアは絶対開けるなと言われているのに、何も考えずに開けてしまいました。
自分はずっとオレオレ詐欺系に引っかからない人間だろうと思ってきましたが(根拠はないのに)、実は危ないのでは?と改めて感じ入りました。だけど、あのキョトンというのは嫌ですねー。あれは凄いテクニックです。次は絶対動揺しまい。
千鳥ヶ淵遠景
↑のどかなのは春の風景のみ?

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