1. 心理 東京
  2. ブログ 心's LOOM
  3. 女の一生

女の一生

2012年04月24日

モーパッサンではありません。 NHK の朝ドラのことです。
今回のも前回のも前々回のも、かわいい。前回のは最初「????∞」と思ったけれど、観ているうちにハマっていきました。今回のと前々回のは、清く麗しく可憐な乙女が主人公。両者、学業的にも秀でており(現朝ドラヒロインは松竹梅の「梅」設定だけれど医者になるのだからね…ぶつぶつ…)、謙虚で、礼儀正しく、優しい。いかにも NHK が好みそうなタイプ。
「ないない、こんなに純で汚れのない青春なんてあるわけがない。思春期も青年期も人の心はもっともっと複雑なもの。だけどこんな可憐な女学校生活送りたかったなー」と思いながら楽しんでいます。
それと比較して前々回の朝ドラは異質でした。大阪弁のヒロインの豪快な喋り(啖呵?)が見ていて気持ちよかった〜。自分が関西弁もできないし啖呵も似合わないしごくごくふつうの人間なので憧れるのでしょうね。このヒロインは人生の酸いも甘いも噛み分け、洋裁の腕で逞しく生き抜いていった人。ヒロインの子どもたちの姉妹葛藤も凄まじかったです。もう少し凄みを増したら十分映画になりそう。
この同じ朝ドラでも作品の匂いの違いは、脚本ではなく演じているヒロインの年齢のせいではないでしょうか。前回のヒロインは確か30才。良い意味でそれ以上にも見える。だから奥行きが出たのかもしれません。
ラベンダー3本

このページの先頭へ