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変化をつける

2012年05月13日

生活のマンネリ化をどうやって打破するか、ということを時々考えます。
日々のルーティンワークは別に苦ではないし、むしろ好きなほうですが、少々疲れを感じるときもあります。例えば、休日にはあれとこれは絶対やらなくてはいけないとか、毎日長時間列車に揺られているときとか。同じ道を行きつ戻りつするときとか。
以前読んだ文庫本に沢村貞子さんの随筆があり、時々ふとそのエッセンスを思い出します。沢村貞子さん、今の若い人は知っているでしょうか?私もその女優さんの若いときは知らず、おばあさんの女優さんとしてのみ認識していましたが、歯切れの良い文章が好きで幾つかエッセイを読んでいました。
そのなかで…。
「毎日が平穏で同じだと、だんだん親しい人との関係も退屈になるときがある。そういうときは、いつも使っている食器なんかを変えたりして、生活に変化をつける」、というようなことが書かれていました。
こんな大女優なのにこんな些細なこと(でも素敵なこと)を考えるんだ、と、非常に驚いた記憶があります。
生活は毎日がスリリングで魅惑的、創造的というわけではないと、私は考えています。(もちろん、なかにはそのような希有な人もいるのでしょうが…。)むしろ、同じこと、地味なこと、なかには忍耐を要することの繰り返しが生活のベースにはあると思います。
「生活にちょっとした変化をつける」工夫を自分からして、そこに喜びを見いだすこと。これなら私でもできそうです。
↑ というわけではありませんが、神保町交差点にある亀澤堂の大変美味などら焼き… ↓ 
亀澤堂のどら焼き

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