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続antihappy

2012年08月25日

まだまだ残暑が続きますね。全国をみると東京辺りはまだマシな方ですね。
さて、昨日のブログで引用したフロイト,S.の言葉で、『…むしろ人間が生きていくために耐えなければならない必然の苦しみや悲しみというものを、人間が自分のこととして経験することができるように…』、というところですね。
こういうのを載せると、「じゃあ、例えば嫁いびりやいじめにも耐えなきゃダメということ?」と短絡的に受け取ってしまう方がいるのですが、そうではありません。
「姑にいびられて、辛い、苦しい、怖い、腹立たしいetc.」としっかりと自分のそのままの感情に気付く、自分の感情を経験する、ことが大切だと言っているのです。
本当は辛いのに、「私はなんともない」「気にしてない」「姑は可哀想な人だから」「姑も辛いことがあるのだろう」などと否定したり、極端な場合「姑は私を可愛いと思っているんだ」と思ったりするのが、自分のこととして体験していない、ということです。例を単純化して説明しましたが、実際もっともっと心のメカニズムは複雑で巧みであり、ほとんど記憶にはない幼少期からそのメカニズムが働いているのです。
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松虫草
↑ 松虫草。この時期の好きな花です。

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