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“決定的瞬間”

2013年02月10日

写真家アンリ・カルティエ・ブレッソン(1908-2004)の写真展『こころの眼』が終了間際だったので久々に銀座へ行ってきました。
“決定的瞬間”という言葉を聞いたことのある人はきっと多いですよね。彼の写真集(アメリカ版)のタイトルから来ていると知りました。以前映像で作品を見て、その時少し興味をもち、何しろ無料の展示会ということもあって行くことに。
アンリ・カルティエ・ブレッソンはシュールレアリスムに影響を受けた人。「風景のなかの幾何学的なものを捉える」(解釈が間違っているかもしれませんが…)と言うように、自然と建物と人物etc.がつくり出すモノクロの構図が正に幾何学模様のようで、世の中をこう見る人もいるのね…と面白く思いました。ふと頭の中で、セザンヌが「自然を球と円錐と円柱で捉えなさい」と言った言葉を思い出しました。
小規模な写真展はそれなりに楽しめました。
ただ、引き延ばすとどうも焦点がぼけているように思われる…。うーむ。古いアナログの作品だから仕方ないか…。
しかも、正直、よさがわからない作品も多い。
20世紀を代表する写真家ということですが、私の感性はまだまだその世界へ追いついていないのだろうと認識しました。
↓アンリ・カルティエ・ブレッソン(Henri Cartier-Bresson)『こころの眼』リーフレットより
アンリ・カルティエ・ブレッソン
↑ ハートの女王の並木、と名付ける。叱られるかも…。

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