2015年11月03日
2015年も残り2ヶ月を切りました。一日一日を大切に過ごしたいと思います。
長い夏休みの残り1週間、襟を正して生活するような気持ちに似ていなくもないですが…。
私事でやらなきゃいけないことが沢山あるというのに、週末は名古屋へ研修に行ってきました。日本臨床催眠学会の研修です。ドタキャンしようかどうか最後まで迷っていましたが、行ってみて良かった。EMDR(眼球運動による脱感作)でお世話になった先生の講義でしたが、楽しかった。何がって?内容は勿論のこと、脱線が、です。催眠の歴史、催眠関連にまつわる諸々のお話。『リング』の貞子のモデルのことなども。
西洋では催眠は魔術的なものではなく、トリッキーなものとして認知されているのですが、日本ではまだまだ胡散臭く怪しいイメージがつきまとうもののようです。参加した先生方が大概そういったイメージを持っているのだから笑えますね。催眠は治療暗示をするためのものなので、セラピストが正しい認識をもつことが大事なのだと教わりました。セラピストが前世を信じて前世療法をする人だったら、クライエントも被暗示性が高まっているので(暗示にかかりやすいということ)、前世が見えたり行ったり体験したりするのでしょう。
それに催眠は他の療法のアンプリファイアの役目を果たすに過ぎないので、過大視は危険ということです。「催眠ですぐに治してほしい」という方がよくいますが、そういうせっかちさが現在の生き辛さの問題に影響しているのだと思います。自分の内面を知っていく、自分の姿を見つめ返してみる、自分の行動を変えていく、ということは、じっくりとそれなりに時間のかかることで、それらは「(真の意味において)自分を大切に扱えるかどうか」ということへと収斂されていくのだと私はみています。
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せっかく名古屋まで来たのだから、帰りはひつまぶしでもゆっくり堪能してこようと思っていたのですが、やはり時間がなく何も食べられず…。というのは嫌なので、評価上々の新幹線ホームのきしめんを食することにしました。生まれて初めての立ち喰い。たぶん。女の人はほとんどおらず、早食いの人には向いているのかもしれません。でも、味はあっさり、それなりに美味しく。どうぞ他の先生方に見られませんように…と思いながら食べていました(笑)。参加者は全国各地から集まるので、結構お土産屋さんとかで会うことが多いのです。