2016年01月27日
寒い日が続きますが、夕方の5時が毎日少しずつ明るくなってきました。何だか嬉しいですね。
さて、昨日、今日の新聞記事に、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の発症メカニズムの記事が載っていました。まだマウスの実験段階のものですが、今後人にどのように応用・適用されるのか興味を引く内容でした。
①ある材質・形の部屋(A室)で電気ショックを受けたマウスがいる。→24時間後に同じような部屋(A’ 室)に入れると怯えて動かなくなる。
①、これは分かりやすいですね。
②ある材質・形の部屋(A室)で電気ショックを受けたマウスがいる。→6時間以内に、一部だけ似た材質・形の部屋(B室)に入れて(マウスを)取り出す。→24時間後にB室に入れると、怯えて動かなくなる。
②、この「6時間以内に」というところがポイントなのですよね。トラウマ体験から早期の段階に、一部だけ似た刺激(B室)に接すると、A室に加えてB室までもがPTSD 症状を引き起こすことになる、というのです。
ですから、トラウマ体験から早期の適切なケアがいかに必要であるか。考えさせられます。