1. 心理 東京
  2. ブログ 心's LOOM
  3. 選択

選択

2016年05月19日

催眠研修の復習をしつつ…
 
前回のブログの題「発見と体験と学び」というのは、この間の研修時に先生が何度も言われていたことで、それは確か「人生の選択は、発見と体験と学びの中からなされるものだ」というような内容でした。確か…というのは、講義最初のほうの(参加者が)正に軽いトランス状態のなかでおっしゃられたことなので、何ともはっきりとは憶えてはいないのですが、私の内なるところにかなり響いた言葉でした。
 
なぜそのような選択をしたのか?と人から問われるとき、かくかくしかじかだからである、と簡明な理由を述べられるときもあれば、そうではないときもあります。むしろ、そうではないときのほうが多いのではないでしょうか。だからといって曖昧模糊として何となくそのように選択した、のではなく、日々の生活における正に「発見と体験と学び」の繰り返しと蓄積から人は一つの行動をとることもあるだろう、と自己の経験からも考えていた矢先のことでした。
 
そして催眠というと、今も変わらずに「催眠家の好きなように操られてしまう」「一度に心の問題を治してくれる、トラウマを除去してくれる」などの間違ったイメージが流布していると思うのですが、そうではありません。催眠療法というものは、「浅いトランス状態(変性意識状態)での暗示(提案)は、新たな発見と体験と学びを自分に許すことを促進してくれる」ものなのでしょう。
 
人が生き生きと、ある程度は幸せな感情を抱きながら生きられるように「選択できるようになる」こと。これは本当に大切なことだと思いませんか。
 
ピオニー(芍薬).JPG
芍薬 peony
 
 

このページの先頭へ