2017年08月30日
最近読んだ本の原題が本日の表題です。ご存知ですか?心理系の真面目な本ではありません(笑)。こういう寓話?もコミュニケーションスキル磨きには必要です。
邦訳は『猫語の教科書』(1998)、ポール・ギャリコの作品です。原書は1965年ですから、かなり古い本ですね。かなり前に読んだような読まないような記憶があるのですが、今回改めて読んでみてこんなに面白かったのかと思いました。
捨て猫、野良猫、仔猫が、いかに人を手なずけて、飼い猫になってあげて、心地よい自分の居場所を確保していくかという、ユーモアに溢れた話です。詰まるところ、可愛らしい手練手管の話。女性の手練手管は青ざめるだけですが、猫の手練手管はカラッと爽やかで小悪魔的で魅力です。表現が矛盾していますかね?
が、しかし、ギャリコは女性と猫は同じと言っているので、たぶん同じなのでしょう(笑)。この作品は高慢な人ではなくて、是非自信のない人に読んでもらいたいと思います。スキル磨きも楽しみながら、です。因みに silent myaow 「声なきニャーオ」は人を落とす必殺技のことです。こればかりは猫の特権ですね。