2020年03月13日
12日は気になっていた司法判決の日で、ひとまずは安堵しました。 それは実父による娘への性暴力の控訴審で、一審ではなぜか無罪になるという、裁判官の一般的な感覚と見識を疑う司法判断がなされていました。今回の判決に注目していた女性たちも多かったことと思います。一審判決を受けてフラワーデモなどが全国各地で行われ、女性たちが自分たちの尊厳と誇りのために少しずつ声をあげるようになっていきました。
抗拒不能(拒んだり逃げたりができない状態)という言葉を耳にしたり目にすることが増えてきましたが、トラウマ(心的外傷)を負った人が示す状態を理解していれば、抗拒不能であったとは必ずしも言えない、という愚かな判断にはならなかったことでしょう。
トラウマを負った人たちが示す反応や状態については機会を改めてまた書きたいと思います。とりあえず、様々な圧力の中で声をあげた人の勇気を称え、それが後に続いていくことを願っています。