2020年04月02日
毎日毎日コロナのニュースで鬱々とした気分になりますね。プライベートでも民間医療領域の対策話やロックダウンになるといった憶測が飛び交ったりと、COVID-19の実態が未知なもの故に仕方のないことですが、外は春の陽気に溢れているところが救いでしょうか…。
先日観たNHKスぺシャルで、インドネシアのスラウェシ島に生息する黒いサルたちは、歯を見せ合うことによって集団のなかで闘いが起きないようにしているというのが報じられていました。度々メディアに取り上げられ御存知の方も多いでしょうが、歯を見せる=笑い、に近い表情を作り出して友好を示しているということで、集団に不要な諍いを起こさない智慧として「歯を見せる笑顔」は大事なのだと感心しました。
今は外出時はマスク生活となっていますが、マスクの下や家のなかで笑顔の心掛けは無くさないでいたいものです。
ところでNスぺを観ながら、それはインドネシアのある地域で固有の進化を遂げた生物たちの特集(俳優が現地からナビゲート)だったのですが、世界が未知のウイルスと闘っているこの時期に微妙な何とも言えない気持ちになりました。
世界にはまだその存在を知られていないウイルスが沢山あり、むやみやたらと未踏の地に足を踏み入れてはならないということを生物学か何かで教えられたように思うのですが、一方で人類は自然のなかへどんどん分け入り、今やこうしてドキュメンタリー番組を楽しむことができてもいるのです。征服欲か知識欲か…、互いを知ろうとしない関係、知らないものとの共存というのは必要なのかどうか、或いはそんなことはもはや難しいことなのか、しばし考えてしまいました。