1. 心理 東京
  2. ブログ 心's LOOM
  3. 夏休み:新刊を読む

夏休み:新刊を読む

2024年08月10日

明後日から夏休みとなります。毎日東京駅を過るのですが、ごった返す人だかりを見ているとそれだけで疲れてくるので、今年は静かに過ごそうと思います。休みの間はジムも止まってしまうので溜まった事務作業をしたり、読書をしたり、出られなかった読書会のアーカイヴを観たりしようかと計画しています。普段はほとんどできない料理なども、畑で買った新鮮な夏野菜で試してみようかな…とも考えています。

さて、今日は新刊の御紹介。

斎藤学(著)【ヒトは嗜癖する 共依存から性暴力まで】(2024)金剛出版
帯に記されているのは、「ヒトはどこから来て、どう育ち、そしてどこへ行くのか ―。いま、「家族システム」という病を再考する。」

これを見るだけでもかなり興味を引くでしょう?7月に出ました。実は私も仲間から教えてもらい読み始めたばかりなのですが、今までの論文をまとめたものでありながら、第一章と第九章は大幅に加筆修正されています。「共依存」について関心の高い方は、是非お手に取ってみてください。

面接室のなかでも度々話題にあがる共依存。私も生育の過程で共依存の女性たちしか身近におらず、ということは自己のなかにもそのような心性が確実にあるということで、インディペンデントでありたいと切実に願いながらも大きな力に絡み取られていくようなことが度々あります。結果、人を傷付けてしまったり…

お盆は冷たいお茶でも飲みながら、斎藤先生の御著書を精読したいと思います。

 

 


このページの先頭へ