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コミュニティー

2012年03月21日

ここ一週間、録画してあった震災関連のドキュメンタリーを幾つか観ていました。(バカな映画も自分で呆れるほど沢山観ますが、こういうものも観るよう心掛けています。)
それらは福島県南相馬市で暮らす人たちの現状を報じたもの、陸前高田で救助活動にあたった消防団の人たちを取材したものなど、どれもとても考えさせられる内容ばかりでした。
消防団について普段あまり気に留めないでいたのですが、彼らは消防署員ではなく、ボランティアで実践活動をしている人たちなんですよね。火事だけでなく今回のような災害時にも、団長の呼びかけに応じて救助活動をする。自分のことや自分の家族の避難よりも、町内の人を助けることを優先させて、命を落とした人や家族を失った人が何十人といる。
「コミュニティーを知っているのは自分たち。消防署員の人はこの町内に誰が住んでいるのか詳しくは知らない。だから自分たちがやらなくちゃいけない。でも同じことを自分の子どもたちにやらせたいかといえば、それは正直よくわからない…」。ある団員の方が言っていた言葉です。
誰がコミュニティーを守るのか。自分たちで守るとはどういうことなのか。ひいては自分の暮らす地域のことを考え、そもそもコミュニティーを守るという発想自体があるのか…、様々な疑問が浮かんできます。
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