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青年たち

2012年07月20日

昨夜はなかなか爽やかな映画を観ました。
映画の名は『ヴィンセントは海へ行きたい』(原題Vincent will Meer  ,2010 ,独)。wowowで放送されたものを録画して観ました。
3人の青年のロードムービーです。というと、どこにでもありそうな青春映画かもしれませんが、心的疾患の治療施設から抜け出した3人組の話です。
トゥレット障害(運動性チックと音声チックがみられる)の主人公の青年と、摂食障害(拒食症)の女性、主人公のルームメイトの強迫性障害(不潔恐怖)の男性が、ドイツからイタリアの海(たぶんアドリア海)を見に行こうとポンコツ車で向かう話です。
主人公の青年は、施設に入る前は障害のために外出できず、母と二人でひきこもった生活を送っていました。母が亡くなり、母の若い頃の写真(イタリアの海を背景に笑って写っているもの)をもち、母の遺灰を海へ捲きに行こうとイタリアを目指します。
3人はそれぞれとても苦しんできたであろうに、お互い我が強過ぎて衝突することが多くハラハラの連続です。拒食の女の子に男性2人が「食べることなんて簡単。なぜ食べないのか?」とズケズケ聞いたり、不潔恐怖の男性は他の人にも「手を拭け」などとあれこれ指図する。拒食の女の子は「心の痛みをとるためよ」といってマリファナを吸い、周りをも誘う。
アルプスに近い山越えの旅は、3人の感情や本音を激しくぶつからせるけれど、やはりどこかで共通点のある人たち。やがて深い友情を築いていきます。それはとても羨ましくさえ感じました。
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万世
↑ 神田界隈の風景「肉の万世」

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