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社会

2015年11月11日

昨日こんなニュースに目がとまりました。

先天的に重い障害のある野生チンパンジーの雌の赤ちゃんを、約2年間にわたりその母親と姉(11歳上)が世話を続けたというものです。こうした調査研究は初めてで、アフリカで現地調査をした研究者は、チンパンジーの高い社会性を裏付けるものであり、障害のある子に人間の祖先がどう接してきたかの理解に役立つ、と言っています。

美談とかそんなのではなくて、チンパンジーの”社会性”について、想像を刺激する興味深い報道でした。国際学術誌(電子版)『PRIMATES』に論文が掲載されているのですが、う〜ん、高いのでabstractだけ読むと、益々面白そう…。何でも、他のメンバーのチンパンジーたちも、この赤ちゃんに対し嫌悪やひどい反応を示さなかったということです。ただ母親は、自分と娘以外の仲間にその子の世話を許さなかったとか、これなどもどういうことなのだろうと知りたくなりますね。

社会性ね…。

話は打って変わり、既に体験された人もいらっしゃると思いますが、東京駅のトイレのペーパーには度肝を抜かれました。でももう慣れてしまいましたが。絵柄入りトイレットペーパーならぬ、「歩きスマホ禁止!」の緑文字入りペーパー。たぶん自分の世界に浸り、歩きスマホを堂々とやっている人は、トイレットペーパーの柄にも気付かず使っているのだと思います。

子チンパン.JPG

使い回しの子チンパンphoto


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