2016年06月26日
こんな新聞記事を読みました。
インターネット上における書き込みなどのリスクについて、ITの専門家が都内の高校などを回って指導をしているという記事で、こういうのを大人も知っておかないといけないなと改めて思いました。知った気になっていて知らない、というのがネットやSNSの社会ではないでしょうか…。
専門家によれば、書き込みや投稿は「自分の家の玄関前に貼れる内容のものかどうかを目安に考えなさい」というものでした。これはなかなかいいアドバイスだと思います。どこまで自己開示や表現をするかは最終的にはその人の判断ですが、投稿にある程度の責任を持ったり、他者(読み手)への配慮をしたり、また自分の身を守っていく必要はあります。
匿名で好き勝手をしても、いざとなれば身元が判明します。極端な場合、暴行や虐待などの動画をあげたりツイッターなどで誹謗中傷したり炎上を持ちかけたりしても、いずれ顔は割れるのです。
ネットにおける書き込みは、例えば渋谷の交差点のど真ん中で自分の名前や携帯番号などの個人情報を大っぴらに見せているよりもタチが悪く、世界に向けて個人情報を半永久的に(何らかの形で消えないと思っていた方がいいようです)ばらまいているのと同じようなことだそうです。
老若男女が気軽に使っているスマートフォンの爆発的な普及がこういったリスクを増大させているようですが、日常の利便性と引き換えに失われいくものに目を向けてみることも大切なのではと、毎朝の通勤電車で思います。一つに人の耐性がとても弱くなってきていることは火を見るより明らかですが、これについてはまたよく考えてみたいと思います。