2017年12月06日
心理のお話ではありません。
さて、今週の日曜日にいきなりPCのキーボードが動かなくなりました。マウスもPCも問題はないのですが、キーを押しても文字が入力されないのでいやはや困りました。
業務を終えてからメーカーのカスタマーサービスに電話をしたところ、遠い電話でよく聞き取れないなか、スイッチが左下にあるとか、電池を交換したかとか、面倒くさそうな対応の係の人から説明を受けました。スイッチなど左下側面にも、左裏面にもないし、既に電池は交換した旨を説明していたら、ブチっと電話が不通になりました。一年間の保証サービスでこちらの製品番号や住所電話メールすべて確認済みだったので、しばらく待ちましたが音沙汰なし。
もういちどフリーダイヤルから電話してあれこれ音声ガイドに従ってやっと繋がったかと思ったら、またブチっと切れました。うん?いったい何が起きたのか?10分以上待ちましたが音沙汰なし。二度目の架電から30分後に、フリーダイヤルではない電話があったのですが、知らない番号だったので電話に出ませんでした。どうやらそれがメーカーの電話だったようです。
結局、何ともいえない消化不良のなか、キーボードをまじまじ見ていたら、右上側面に(左下ではなく)スイッチがあってそれをいじったりもう一度電池を入れなおしていたところ、文字が打てるようになりました。電源スイッチの〇とⅠの区別、皆さんはご存知でした?〇と×にしてくれたほうがよっぽど良いのに…。
まあねぇ…、ド素人の顧客の初歩の初歩の問い合わせに一々対応させられて面倒くさいのはわかるけれど、世の中、ある専門領域が成り立つのは、そうではない大多数の人々がいるという大前提があってこそなのですから。
でも、これは自分のことにも言えるはず。
例えば、心理療法家は、「無意識」という概念や言葉を意識して、またそれこそ無意識にいつも想定しながら、「無意識は行動に現れる」とか「無意識は体に現れる」などのような言葉を当然のように使うけれど、一般的にはさほど浸透していない概念なのだと日ごろから感じていました。
自分たちには、当然、常識、基本、初歩、と思っていることは、広い世界では実はそうではないのです。
とりあえず…、キーボードよ、再び動いてくれてありがとう。