2018年02月25日
3月8日は国際女性デーということで、そのことに関連した記事を読むことが多いこの頃です。
日本は世界男女格差ランキング(経済、政治、教育、健康を指数化して比較したもの)144ヶ国中114位。この数字にはさもありなんと納得しました。
Gender gap を埋めていくにはどうしたらいいのか。このことは常に関心があるテーマですが、様々な識者の提言によると、やはり「男性の働き方」を変えていくことが大事なのだそうです。働き方が柔軟になってきているとはいえ、大半の雇用者は朝早くからラッシュに呑まれ、夜遅くまで拘束され、平日は帰って寝るだけの生活。休日が多い人、収入の多い人はまだいいと思いますが、非正規労働者であれば一定の収入を確保するために長時間ハードに働かざるを得ない。エリートで収入が多くても、長時間の労働で疲弊しているか、仕事以外の局面で無感動になっている場合も多い。
一体私たちは、いつ終わってしまうかわからない限りある人生の何割を仕事に費やさなくてはいけないのか。趣味がそのまま暮らすに足る仕事になっているような人は例外でしょう。生きていくためには働かなくてはいけないとしても、健やかな人間の生活とは一体どういうものなのか、というものを考えていく必要があります。
現在の男性たちの負荷や責任が軽減され柔軟な働き方ができるようになれば、延いては女性たち、また高齢の人たちの多様な形での社会進出がもっと進んでいくのだと思います。