2024年11月14日
この時代のこの時季を小春日和と単純に喜んでいいのかわかりませんが、暖かで過ごしやすい気候が続きますね。
さて、シラルディ博士の「自尊心」について、人生を生きるうえで参考になりそうな箇所の要約です。
人間の価値はどこから来るのか、多くの人が漠然とであれ一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
第二次ベビーブーム世代の私としては、今とは比較にならないくらい子どもの数が多かったので、受験などの度によく考えさせられてきたように思います。受験や選考のプロセスの度に、ざるで人をふるいにかける絵(イメージ)が襲ってきてゾ~っとしていました。故事成語を勉強しながら転寝をしている最中、「一将功成りて万骨枯る」と寝言を言っていたときょうだいに指摘されたこともありました。万骨のなかに我が身を置いて、自分を何とか慰めていたのかもしれません。
博士の指摘では、自分のとる行動や、スキル、才能、性格特性、他者からの受容によって人の価値は獲得されると考えている人は少なくないけれど、どれもみな自尊心確立の第一歩として好ましくないとしています。 また、 “生産性”それ自体は悪でも軽蔑されるものでもないけれども、生産性は不毛性と表裏を成していて、生産性や生産力に突き動かされるものは、常に不毛性に付き纏われ恐怖に怯えることにもなると言っています。
鋭い指摘だと思いますが、皆さんはどう思われますか。