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自尊心について
2012年02月29日
今朝起きたら一面雪景色でした。山などまるで墨絵のような世界で、ぼーっと眺
めていたら遅刻しそうでした。それにしても、吸い込まれそうなくらい美しい景
色だった…。ほとんど積もらないところだからこんな悠長なことを言っていられ
るのですけれど。
今日は認知行動療法の本を読んでいて、『自尊心』について考えていました。カ
ウンセラーにとってはお馴染みのピラミッド図があります。
4層のピラミッド図です。(図をイメージしてみてください。)
最上層が 『自尊心を問題にしない』
その下の層が 『無条件の自尊心』
更にその下の層が『条件付きの自尊心』
最下層が 『自尊心の低い状態』
というものです。
『自尊心の低い状態』『条件付きの自尊心』『無条件の自尊心』については理解
しやすいでしょう。
ごくごく単純に例を言えば次のようになります。
自尊心の低い状態=「自分は人から愛されない」
条件付きの自尊心=「自分は友人がたくさんいるから、自分には価値がある」
無条件の自尊心 =「友人知人がどれだけいようといなかろうと、自分には価値がある」
自尊心を問題にしない=「価値があるとかないとかではなく、あるがままの自分を受け入れる」
因みに、「無条件の自尊心」と「自尊心を問題にしない」は「ひらきなおり」と
は違います。
そして最後の「自尊心を問題にしない」。これは、どういうことなのでしょうか
。感覚では分かるような気がするけれど、言葉では説明しにくい。「あなたやわ
たし、人それぞれ価値があるんだよ」という次元を超越しているものです。「世
界でたった一つの花」というものをも超えていると思います。さあ、どのように
思われますか?(このお話は後日続きます。)