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味覚一考

2012年04月09日

春らしい気持ちのいいお天気でした。
普段出来ない家事などをしながら、合間にグーグー昼寝もし、気がつけば夕方です。空の色がオレンジ色になる夕方は、何となく寂しさを感じます。子どもの時は、夕刻にどこかの犬の遠吠えなんかが聞こえてくると、もっと強い寂しさを感じていました。今はそういう感覚がありません。これは感覚が鈍くなってきたのかもしれませんし、歳を経ることの利点の一つなのかもしれません。
昨夜は東京駅界隈で小さな買い物をし、食事をし、帰途につきました。エキチカにラーメンストリートというのがあるのを知っていますか?どのお店もたいそう行列なのですが、さっさと済ませたかったので一番行列ではないところに入りました。
ラーメンは塩分に気を付ければ手軽に食べられる庶民の味方です。しかし…。最近のラーメンはどうしてこうも濃厚なのだろう…と、一緒に入った人たちとラーメン話に盛り上がりました。若い人たちにはいいのかもしれませんが、ギトギト濃厚なのはきつい。醤油ラーメンでさえ、透き通っていないのです。
結論。ラーメン店の競争激化により、味が濃くなる一方なのだと。客を引くには濃厚な味の方が断然インパクトがありますよね。昭和・平成ラーメン史なるもの、あれば大変興味深いのですが…。
心理のブログになぜラーメンのことが?と思いますが、実は「時代による味覚の変化」というものがあるのか、ないのか、とても気になるからでした。私はあると思うし、味覚が鈍磨していないのか、危惧もしています。時には、自分の「舌」のことも振り返ってみたいものです。日頃どんな食べ物を乗せ、何をおいしく感じ、何に違和感を感じるのか…。
あじさいの若葉
↑一昨日の嵐で落ちていたあじさいの若葉。あじさいはある程度水だけで生きられる強さがあります。

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