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黄昏時

2012年07月06日

ここ数日の間にめっきり湿度が高くなりました。
なんでも冷たいパン、冷たいお茶漬け、氷を入れて作るカップヌードル、レトルトカレーetc.が出回っているというニュースが流れていました。
お腹を壊さないようにさえすれば、なかなか美味しそうです。冷たいお味噌汁というのも知っていますか?生のキュウリなどを入れて冷製味噌汁というのも私は大好きです。えっーキュウリ?味噌汁に?と思われる方もいると思いますが、自分のなかの常識を飛び越えると世界が広がって面白いですよね。キュウリの炒め物とか、スイカの漬け物とかも…。
さて、ときどき(いや、毎号?)、ビックコミックオリジナルの弘兼憲史作「黄昏流星群」というマンガを比較的好きで読んでいます。大人の恋愛を描いていて社会勉強にもなるし面白いのです。
それが今度ドラマ化され放映されることに。それであら筋を読んだところ、なんだ、つまらなそう、とがっかりしました。
まずもって原作は、50代ぐらいの独身の女性ピアニストの話。優秀な音大を出て、海外留学もし、コンクールで賞も取って将来を有望視されていた、華やかな過去をもつピアニスト。でもクラシックのピアニストとして成功するのはほんの一握りの人だけ。彼女のステージは今やホテルのバーやパーティーの席。それもプライドが大変邪魔をして、人気のあるジャズやポピュラー音楽を演奏できず、仕事の機会さえ失いかねない瀬戸際にいる。やや自嘲気味に生きている彼女が、苦い思い出のある友人に出会ったりしながら、少しずつ自分のプライドを手放し、幸せになっていく話。
それがドラマでは、主人公は日本を代表するピアニストで、全然「黄昏組」じゃない。これでは話の軸が全く違うのです。プライドが高かったり、反対に自信がなかったり、過去に苦い思いを味わってきた人などが、恋愛を通して変容していく姿が、黄昏流星群の醍醐味なのに…。やはり原作に叶うものなし、なんでしょうかね。ご興味の湧いた方はドラマをご覧くださいね。←何でも6月下旬に終わっていました。
白山通り
↑ 夕方の白山通り。カウンセリングルームはこの右奥にあります。

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