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自分の感情や感覚に気づく

2015年05月28日

だんだん蒸し暑くなってきましたね。でも帰るときは肌寒く、持ち物をなるべく減らしたいので着るものに困る毎日です。

さて、クライエントの皆さんがよく疑問に思っていらっしゃることに、「なぜ感情や感覚が大事なの?」ということがあると思います。思考(考え)と感情を分けるように、感情や感覚に気づくようにetc. ということを明に暗にお伝えしていると思うのですが、なかなか上手く入っていかず、論理的・抽象的思考や分析、説明などになってしまうことがあります。特に男性に顕著な傾向です。

じゃあなぜ、感情や感覚が大切なの?

この間出席した学会で、端的な説明がありましたので、ここにご紹介。

感情(情動)の2つの主な機能

① 行動システムのまとめ役と調整役:行動に移すのを助けてくれる。

② 増幅器の役割:自分の内面を他者に見せ、自分自身もそれに気付く。

つまり、感情や感覚(体の感覚)に目を向けてあげること・感じてあげることは、自分の行動に気づき、ひいては行動を変化させることにもなるのです。また自分が他者と、どのような対人関係を築いているか、ということに深く関わってくることなのです。セラピーの中で感情・感覚の取り扱いには十分な配慮が必要ですが、”頭”の座を脇に置き、感情や体の感覚などを主役にもってくることも大切なのです。

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