2017年07月07日
今夜は七夕です。東京は梅雨もどこかへ行ってしまったようなとても蒸し暑い一日でした。
暑いときは、暑いときこそ冷たいものを摂取するのはなるべく控え、また体も冷房で冷やしすぎないようにしたいものですが、スーパーも電車も冷え冷えしていて困りますねぇ…。如何せん男性と女性の着ているものが違うのです。これは本当にどうにかならないものか。男性は長袖Yシャツを着ている人がいまだ多く、あれでは省エネにならないし具合が悪くなる人も出てくるはずです。
さて男と女の違いということで、最近NHKのクローズup現代やNスぺで「キレる妻特集」をやっていてなかなか興味深いということを聞きました。うちにはテレビがないのでネットでクロ現のほうを見てみると…
実際、精神的虐待や身体的虐待をふるう妻が増えているのか、それとも声をあげる男性が増えてきたのか統計的なことはわかりませんが、男性からの離婚事由として「妻の精神的虐待」が30年前8位だったのが現在2位に浮上してきたとのことでした。ちょっとしたことでキレる、怒鳴る、罵る、強制する、詰問する、無視する、疎外する、常にイライラしている、馬鹿にする、人格を否定するなどの行為が精神的虐待です。
DVといえば大体女性が被害者であることが多く、ある意味やっと平等になったのねと思わなくもないのですが、家庭のなかが強いストレスで満ちていると夫婦双方や家族の心身の健康にとって良くないことです。
クロ現では「女性の社会進出は進んだのに、女性に求められている家事育児の総量は減らず不平等感が増している」ことが一つ背景にあるのではないかとのことでした。もっともだと思います。ゴミ出しをする男性は褒められますが、ゴミ出ししかしない女性は非難を浴びますからね(笑)
こうした社会構造上の変化の話の後、番組は次に脳の構造上の話、脳の男女差についての話になります。
「不快な体験に対し、男性の脳は扁桃体が反応し、女性の脳は前頭前野が反応する。つまり、男性は短期記憶の部位、女性は長期記憶の部位が働く」ということです。つまり女性は長期に嫌なことを憶えていて、男性は割とすぐに忘れてしまう。喧嘩をすると女性が何年も何十年も前のことを持ち出すということは結構よくありますね。恨みつらみは長く尾を引くのです。
そして女性の脳は「上側頭溝」という側頭部のある部分が男性よりも大きい。つまり女性は共感能力が高く、相手の意や気持ちを汲み取ることが上手い。ということは男性にも同じような能力を要求しがちであり、「一々口で説明しなくても私の気持ちをわかってよ!」という思いが募りやすい。
そこから番組は「女性をどう扱うか」という夫婦関係を良くする方策へと話が進みますが、これはまあ目新しくはありませんでした。結局、ドゥドゥと暴れ馬をいなすコミュニケーション方法で収めるような話の展開で、それで女性の不満が鎮まるのだろうか…そんなに簡単な話なのか疑問に思いました。
また、「女性の脳の構造上の違いと女性に課される仕事量の増加」が「キレる行為」にどう結びついているのか、「脳の違いと仕事量の増加」が例えば「ボイコット、抑うつ状態など」に結びついてもいいわけで、そのあたりのことももっと知りたいと思います。恐らく複合的な要因が男女双方の「キレやすさ」に影響しているのでしょうね。
先日雨の日の車内で、女性の腕にかけていた傘の先端が席に座っていた中年男性の膝に触るか触らないかという状況がありました。段々男性の目が座ってきて女性を執拗に睨み始め一触即発のムードになり、気付いた女性はサッとそこから離れました。彼はだいぶshort temperで他人に厳しい人なのですね。いまシーズン、傘の持ち方には気を付けましょう。