初心に返って

2018年03月11日

今日は東日本大震災から7年を迎えますね。

当時は青山の相談室に勤めていて、お昼ご飯を食べてきてPCに向かっていた時に震度5強の地震を体験しました。安全確保のため皆で外に出たら大通りが人だらけで、泣いている外国人の方も見られました。その後も大きな揺れが何度かありましたが、確かセッションがあったような気がします。東京の道も交通も麻痺しているのを知ったのは帰る頃で、遠方の私は室長の家にお世話になり翌朝いつもの倍以上の時間をかけて家に辿り着きました。

そんなことを思い出しながら、被災地の人たちの現在の暮らしぶりや色々な問題を伝えている記事を読んでいました。大震災の余波がどういうものなのか、そこに目を向けていかないと、当事者でない人はあっという間に災禍を忘れてしまいますね。

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さてお休みをいただいて行ってきた5日間の研修もどうにか無事終わりました。最初はかなり嫌々ながらの参加でしたが、噂に聞いていたものとは違っていました。新しい資格の理念や趣旨、心構え等を促すための研修であり、正直、臨床心理士との実質的な差異はあまりよくわからない内容でしたが、それなりに有意義に臨むことができました。高い研修料と長い拘束期間と講義内容のバランスで文句が出るのもわかるのですが…。

個人的に嬉しいこともありました。それは昔、2度目の大学で心理療法を学んだ教授が隣の隣の席にいらっしゃって、5日間グループワークをご一緒出来たことでした。先生の活気ある講義は大変人気があり抽選制で、毎回興味深く真剣に出席していました。2日目に学生時に受講していたことを教授にお話しすると、「なんでもっと早く言ってくれなかったの?!」と優しく握手をしてくださいました。そういうわけもあり5日間は胸をお借りし、一層学びの多い機会となったのです。

当時、心理学を勉強したいと考え抜いて入った大学で、学ぶ態度や学ぶことの大切さを初めて教えられたところでした。それまでは中学の頃から燃え尽きてしまい、最初の大学は卒業はしたものの再履ばかりの出来の悪い学生でしたから。

学ぶということは「自分がものを知らない、わかっていない」ということに気付いていくことであり、また学習や体験を通して物事の見方が広がっていき、狭い殻から自由になっていくことだと考えています。

勿論生きた学びは実生活で出来ます。というより実生活でしか出来ないかもしれません。ただ仮に今まで勉強する機会があまり無く何かアカデミックな場で学びたいと思う方がいるならば、今はオープンカレッジなどもあり一科目から誰でも受講できますよね。若者の特権ではなく、本当に学びたいときに学べるような環境がもっと整っていくといいのになと思います。

 

 


 

 

 

 


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