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パラを楽しむ

2021年09月04日

明日はパラリンピックの閉会式です。東京の交通もまた通常のように戻るのでしょう。オリンピック、パラリンピック期間は、駅やホームに警察官が沢山いましたね。2-3メートル間隔で見かけたので、安心な面と却って物騒な感じがして、今が通常時ではないのだと度々気付かされました。

オリンピックは観なかったのですが、今回パラリンピックはよく目が行くようになりました。伴走者やアシスタントと組んで参加する競技や障碍の種類や等級に応じてルールに様々な工夫が施されたりする競技など、その仕組みに感心、感歎するところが多々あって引き付けられました。パラリンピックが対象とする障碍は肢体不自由(欠損、麻痺)、脳性麻痺、視覚障碍、知的障碍とのことでしたが、皆さん、御存知でしたか?私はそれさえも知らずにいました。

身体障碍者の人のなかには、「パラが “たとえ障碍があっても前向きに努力すれば打ち勝てる” というメッセージになるとすれば、とても生き辛い」と感じる人が少なからずいるようです。確かにそうですね。障碍に限らず、「困難があっても必ずそれを乗り越えられる、あなた次第なのだ」という価値観が社会に溢れれば、それは励ましではなく、大きな重荷になるでしょう。

障碍や困難があってもどうにか生きていける、自分のペースでスポーツやゲームを楽しむことができる、生活を楽しむ余地がある、人は支え合って生きていける、そんなに過剰に頑張らなくてもいいほどほどの社会になっていくように、次期選挙の一票を投じたいなと思いました。

fishing cat


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