1. 心理 東京
  2. ブログ 心's LOOM
  3. スペクトラムでとらえる

スペクトラムでとらえる

2021年11月28日

価値観や世界観を変えることは結構難しいことだなといつも思うのですが、皆さんはどうでしょうか。

生まれてから育った環境で形成されたものの影響は強固な岩盤のように思えてなりませんが、もしかしたらコペルニクス的転回を迫るものとして近年の性の多様性の問題があるのかな…と最近よく考えています。

性の多様性について理解している人もそうではない人も、性差(ジェンダー、セックス)について学べる番組がつい最近ありました。それはNHKスペシャルの「ジェンダーサイエンス、男×女、性差の真実」です。観られなかった方は見逃し配信やサイトのダイジェスト版を読むことができます。

体の性差や脳の性差の仕組みや真実について科学的に知ると、今や身近に見聞きするようになった性の多様性についての理解が進んでいきます。ああ、そういうことだったのね、そういうことが起きていたのね…と目から鱗が落ちるとはこのことでした。

番組によると、脳の性差については男脳か女脳か明確に区別できる人は10%くらいの少数派で、90%は「男女モザイク能」だということでした。大半の人は、両性的か中性的、それもグラデーションは人それぞれなのです。

自分の脳がどのようなモザイク脳なのか知りたいと思いませんか。番組サイトには、イスラエルの先生の研究の一環で来年3月に質問紙テストが受けられると載っていました。自分のメールアドレスを登録しておけばそこに送られてくるようです。(受けられる方は、サイトを良くお読みになり御自身の判断と責任が必要になります。念のため)

 

 

 


このページの先頭へ