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外傷後ストレス障害(PTSD)について

Post Traumatic Stress Disorder、PTSD

外傷後ストレス障害(Post Traumatic Stress Disorder、PTSD)は、1995年の阪神・淡路大震災以降日本でも広く知られるようになりました。PTSDは戦争や災害、事故、事件など衝撃的な出来事に遭遇した場合、非常によく起こるストレス反応です。

「PTSDの症状」

およそ以下のようになります。

A外傷的な出来事に暴露されたことがある。
 ①死ぬ、または重傷を負うような出来事を、一度または数度、自分または他人の身体の保全に迫る危険を、その人が体験し、または直面した。
 ②その人の反応は強い恐怖、無力感、または戦慄に関するものである。
 ※子どもの場合はまとまりのない興奮した行動で表現されることもある。
B夢や想起、フラッシュバックなどの形で出来事を再体験する。
C関連した刺激の持続的回避と全般的反応性の麻痺
D持続的な覚醒亢進症状
 ①入眠または睡眠維持の困難
 ②易怒性または怒りの爆発
 ③集中困難など
E上記の症状が1ヶ月以上続く
F日常生活に障害をきたし苦痛をもたらしている。

その他多様な身体的愁訴が見られたり、記憶力や認識力が低下する場合もありますが、そういった反応は極めてノーマルなものです。また同じ出来事に遭遇しても、全ての人に同じような症状が同程度に出るわけではありません。外傷体験はそれ以前の無意識的葛藤を活性化すると言われており、今まで感じてこなかった葛藤が出来事の衝撃を受けて揺さぶられ賦活されると人より重く症状が出る場合があります。また、アルコール・薬物などの嗜癖行動やうつ病を伴うこともあるので、重くなる前に早期介入が必要になります。PTSDの治療には、不安が極度に高い場合は薬物療法を併用しながら、行動療法、認知療法、支持的精神療法、洞察指向的精神療法、集団療法などが有効であると言われています。神保町カウンセリングルームでは、外傷後ストレス障害(Post Traumatic Stress Disorder、PTSD)に有効な心理療法を提供しております。お一人で抱え込まずに、まずは今のお気持ちをカウンセラー(セラピスト)にご相談ください。


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