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ブログ 心's LOOM

暑いですね

2022年06月29日

6月の梅雨明けとなりました。猛烈に暑い日が続いていますね。
この暑さのせいもあるのか、巷ではイライラして他者に不寛容になっている人が多いようにも見受けられます。屋外だけでなく電車のなかでマスクをしていない人もちらほら増えてきました。

私もマスクを外したいところですが、東京都の感染者数は一転増加傾向にありますし、絶対感染させてはいけない身内がいるので会食などマスク無しの人との接触を完全に避けた生活をしています。

マスクといえば、中高生たちの間ではマスク無しの生活に躊躇する傾向があるようですね。お弁当の時間も一斉に前を向いて食べているようなのでお互いの顔を見られずに済んでいるようです。マスクを外した顔を見せるのは部活仲間ぐらいだそうで、マスクをとると顔が変わるから見せたくないとのこと。確かに入学当初からマスクをしていると、実際の顔を見たことがないクラスメイトが出てきておかしくないのかもしれません。

対人恐怖などの不安神経症や社会不安障害などのある人は、反対にマスクをしていることで学校へ通えていることもあります。ティーンエイジャーは少なからず神経症的なところがあるので、マスクが一定の防御の働きをしているのでしょう。

こうしてみるとマスクは一長一短ですね。ただ、心理臨床の場面ではマスクは表情が読み取れずにだいぶ困ります。それでもコロナ前から、心理的にマスクが必要な方はマスクをしたまま面接をしていました。無理に外させることはしません。勿論今はマスク着用が面接の前提条件であり、これは当面続くのでしょうね。

 


こちらとあちら

2022年06月01日

次回のブログは神保町のことを書くと言っておきながら、休日に訪ねたお気に入りのお寺のことを書きたいと思います。

有名なお寺なので御存知の方も多いかと思いますが、この丸窓の奥が観たくて訪問を急ぎました。初夏と晩秋のみ公開されます。

丸窓は「悟りの窓」といって〇は円通(えんつう)や大宇宙を表すのだそうです。円通というのは仏教用語で何度読んでもよく分からないので、興味のある方は調べてください。

煩悩まみれの身にとっては悟りはあまり関心がありませんが、こういう背筋がピンとなる美しい眺めはとても好きです。何より心が落ち着きます。窓の向こうには絶対の真理があるのか、極楽浄土があるのか、とにかく興味をそそられます。

Meigetsuin 

さて、奥には何があったのでしょうか…。
広大な緑滴る庭園は苔むし、菖蒲が咲き乱れ、蛙が鳴き、小川が流れ、小鳥が水浴びをしていました。

 

 

 


ブログは後日

2022年05月15日

遅めのGW休みをとって日常が戻ってまいりました。とはいえギアはセカンドという具合。
空気(photo)のみ掲載…

  

精神科医斎藤学先生の著『毒親って言うな!』(2022)。決して単純ではなく、とても奥が深い本でお薦めです。


5月

2022年05月01日

5月を迎えましたね。
GWは通常通りオフィスにいますが、外がとても静かなので空気が穏やかでのんびり、心地いい時間が過ぎています。

先日は夜のピアノコンサートに出かけてきました。音楽は私のストレスコーピングの1つですが、実に2年ぶり。やはり生の演奏はまろやかに響き、音色のなかに吸い込まれそうな錯覚を覚えました。ただし、現実に引き戻されたところもありました。

コンサートにウクライナ大使の方がお見えになっていたらしく、ピアニストが急遽、二部のラフマニノフ(ロシアの作曲家)の曲をショパン(ポーランドの作曲家)に変更しました。ラフマニノフに罪はないのにな…と一瞬思いましたが、ピアニストのその時の判断は的確なのでしょうね。今正に激しい攻撃を受けている国の人が、相手国の人の音楽を目の前で流されたら、それは複雑な気持ちになるでしょう。

戦争はこんな風に文化・芸術活動にまで暗い影を落としてきますね…。
文化といえば、次回はここ神保町のことを少し書いてみたいと思います。

blue bell


新年度

2022年04月01日

4月になりましたね。

連日ほぼ戦争のニュースを観ているので、この美しい桜の季節もいつもとは違うように目に映ります。考えてみれば常に世界のどこかで紛争や内戦、迫害などの問題は起きていたのですが…。

随分前にポーランド南東へ、列車で旅をしたことがあります。ポーランドはその名のとおり遥か遠くまで見渡せる「平原の国」でした。隣国ウクライナもなだらかな大地が続くと聞くので、良くも悪くも人の往来が容易なのでしょう。その時車内にはイギリスへ働きに出ていてロシアへ帰る若い女の子たちもいました。列車で国境を越えて行き来できることを羨ましく思っていましたが、21世紀においてさえ分断と破壊はいとも簡単に起きてしまうことを今回まざまざと知らされ慄然としました。

戦禍の報道を子どもたちの目に触れさせるのは、大人が十分に気を配りましょう。子どもの目は大人とは大分違って見えるものです。子どもと戦争について話すときの5つのポイントは以下にありますので参考になさってください。

https://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=3849

あるコンサルタントの人が「こういう時こそ(人類はコロナと戦争という先行き不透明な局面に置かれていること)、しっかりと温かいものを食べ、暖かくして眠って、外で太陽に当たろう。自分を大切にしてくれる人と過ごそう」と言っていましたが、正にその通りなのだと思います。

 


御予約について

2022年03月19日

暖かくなってきて自然界の草花や生物、人の動きなど色々なものが活動的になってきましたね。

新規予約の御電話をいただくことも増えてきました。折角いただいたのに折り返しのご連絡をできない場合もあり、大変申し訳なく思っております。応答メッセージにありますように、予約枠に空きがある場合にのみ、なるべく一時間以内に返信をさせていただいております。近年、体力を踏まえ枠数自体も制限をしております。どうぞ御理解のほど宜しくお願い申し上げます。

馥郁

香りの贈り物


cheer up!

2022年02月24日

今日は先日観たダイアン・キートン主演のアメリカ映画『チア・アップ!』(2019年原題Poms)のお話。ストーリー展開も想像がつく単純に楽しめるコメディでしたが、色々な「かくあるべし」に囚われている女性たちに観てほしいと思いました。

平均72歳の女性たちがチアリーディングチームを結成する話なので、幾ら憧れのダイアン・キートンが出ているからといって気色悪くて痛々しくてずっと観られずにいました。でもね、観ると実に面白いのです。他人の嘲笑なんか地獄に捨ててやろうって彼女たちは叫ぶのですが、恐怖や不安に襲われながらも自分の人生を楽しむ姿勢が潔いのです。ダンスも案外キュートです。

映画はアメリカのシニアタウンが主な舞台になっています。私も一度カリフォルニア州のシニアタウンを見学したことがあります。自然を借景に綺麗に整備された広大な敷地の中に広い平屋の家々が並び、コミュニティセンターや体育館などの文化娯楽施設が併設され、居住者同士が交流し充実した生活を送れる空間となっていました。もう忘れてしまいましたが、多分ゲートがあって治安も守られているのだと思います。コテージ点在型のリゾートの様なゆったり感がありました。心理の先生が住んでいらして学生たちを見学がてら招いてくれたのですが、個が守られつつ孤独になることもない安息の地であるように見えました。但しリッチな高齢者しか買えないようなので、そこが難点ですね。

映画の主人公もそれまでの家や家財を処分して一人でシニアタウンに越してきます。そして相当お節介な隣人がいて巻き込まれていくことから話は始まります。作品を観ていると、仲間がいることの大切さ、自分が好きなことを実行することの大切さ、何よりそれらはその気さえあれば、何歳からでも可能なことを教えてくれます。だって映画の世界じゃない、とは言わずにね。

 


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