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ブログ 心's LOOM

よろこびの木

2012年04月29日

少々熱いくらいの一日でしたね。
お昼は時間を作って外に出てみました。
白山通り
画像は白山通りです。一日追う毎に、銀杏の葉がみるみる濃くなっていきます。こんなに春の銀杏並木ってきれいだったかな…と目を見張ります。携帯の画像なので粗いのが残念ですが…。
樹にまつわる絵本を紹介します。
アストリッド・リンドグレーンの『よろこびの木』(原著1969)。故アストリッド・リンドグレーンはスウェーデンの著明な絵本作家で、日本では『長靴下のピッピ』が有名ですね。
子どもの可愛さを描いた楽しい作品が多いのですが、この絵本は全く違います。どちらかというと、宮沢賢治の幾つかの作品のように「悲しさと温かさ」がブレンドされたものになっています。
『よろこびの木』

映画こぼれ話2

2012年04月28日

今日はまた映画の話。
先日観たラブ・クライム(原題 personal effects , 2009)です。
これは犯罪被害者の家族のグループセラピー(自助グループかな)が下地にさらりとあり、それぞれの家族の苦悩、裁判の行方と共に、メインはそのグループで出会った男女の関係が描出されています。
男女と言っても、40代でハイティーンの聴覚障害の男の子をもつ女性と、20代で元レスリング選手の青年の話です。いじめられっ子の男の子に青年がレスリングを教えることから、また3人とも犯罪被害者の家族という共通の痛みを抱えていることから、疑似家族的な交流および疑似?恋愛がはじまります。
けれども事態はあらぬ方向へ。個々の怒り、復讐心、思慕の念などが相混ざり…、単純な話では終わっていません。これは結構お薦めです。原題の personal effects とは、最初「影響力」くらいに思っていたのですが、実は「身の回り品、所持品」のことなのだとか。なるほど。映画の中に重要なアイテムが出てきます。ちょっと主演女優の演技がわざとらしいところがあるのだけれど…。
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↓ 今日のお昼はちょっと贅沢に。旅人に混ざり、東京駅で駅弁を買ってきました。
だけど、東京駅の混雑は凄かった。皆さん、いずこへ?
柿の葉寿司
さてさて、昨日の画像の答えは、「カラスの巣」でした。あれは鉄道の高架橋(こんな言い方ある?)なんです。

連休前

2012年04月27日

昨日に引き続き雨ですね。しかも寒い。オフィスでも家でも部分的に暖房をつけています。
明日から大型連休に入る方が多いのでしょうね。先程お弁当屋さんに行ったら、「明日から9連休です」と言っていました。お昼をどこで調達しよう…。
もちろん、「仕事で連休なんかないさ」とか、「休みでもお金はないし、特にやることもない」という方もいらっしゃるでしょう。お子さんがいて、どこかへ連れて行かなきゃとプレッシャーを抱えている親御さんもいるでしょう。世間は世間、ニュースはニュース、人と同じでなくていいのです。
当カウンセリングルームは4日(金)、5日(土)とお休みを頂きます(それ以外は開けます)。さて、この2日何をしよう。ドライブは混むだろうし、さりとて家でゴロゴロするのもいつもと変わり映えがしない。かといって、新緑はまぶしいくらい美しいし…。
目に青葉 山ホトトギス 初鰹
このシーズン、いつも私の脳裏をよぎる俳句。これ俳句かしら?清々しい気持ちになります。
巣立ち跡
↑ 昨年のもう少し日が経った頃、散策中に見つけたものです。さあ、何だかわかりますか?

人の評価2

2012年04月26日

風が強く、時折パラパラと小雨の降る日でしたね。
今日も昨日のブログの続き、「糸井重里さん、僕を『面接』してください」を興味深く読んでみました。
面接の後半で、20代前半の青年が、「僕ってどう見えますか?」と糸井氏に聞きます。そこで返される言葉は、「ふつうの子」。飛び抜けて優れた子でもなく、飛び抜けてダメな奴というのでもない。若い人の大方は「みんなコーヒー豆のようにちっちゃく並んだ、ふつうの子」だと。
彼はここで、この言葉をどう受けとめたのでしょうか…。おそらく、この言葉に限らず、この面接の経験は、後からジワリジワリと効いてくるのでしょうね。
青年の悩みに大人が接すると、大抵、甘えやナルシシズムを指摘し、説教か揶揄で終わってしまうことが多いような気がします。ですが、今回の「面接」は正に「温かい対話」。
とても新鮮で勉強になりました。
玉村豊男画伯の絵(ポストカード)
↑ 玉村豊男画伯の絵(ポストカード)。今日はまさにこんな薄曇り。

人の評価

2012年04月25日

時々読む日刊イトイ新聞(webサイト)で面白い企画がなされています。これは「人の評価がとても気になる」という人に是非読んでもらいたいなと思いました。面白いんですが、読んでいて鳩尾(みぞおち)あたりがヒヤヒヤっとするんです。この身体感覚、どう言語化したらいいのでしょう?
その企画とは、就職活動に難航している就活生が、「糸井重里氏に面接をしてください」と頼み、その面接のやり取りが掲載されているのです。彼(就活生)は、何も糸井氏の下で働きたいのではなく、「糸井氏だと彼の話を真摯に聞いてくれそうだから」、こういった企画を持ちかけたのでした。
就活生は幾つもの面接で面接官にそっけなくされ、ろくに話さないうちから「ああー、あなたはこういう人ね…」と一蹴され、就職面接に疲れている。優秀で、「自分のことを理解してほしい」と真剣に悩むタイプの学生さんです。「自分がどう思われているか、評価をとても気にする」とご本人も言っている。
この学生さんと糸井重里さんのやり取り、なんだかセラピーのようです。ここでゴタゴタ書くより、まずは読んでみてください。就活生はもちろん、人の評価を気にする人がラクになるヒントを探せると思います。
かくいう私も、人の評価が気にならないわけではない。「評価が気になる自分」というものに気付いているというべきでしょうか。ちょっと権威のある人や尊敬していた人が、自分に接する態度と他の人に接する態度が違う場合など、「なんか…嫌な感じ…」と落胆、失望します。でもこれはしょうがない。相性というのは確実にあるし、そこに固執すると他の関係の機会を逃してしまうと思うのです。
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温もり

女の一生

2012年04月24日

モーパッサンではありません。 NHK の朝ドラのことです。
今回のも前回のも前々回のも、かわいい。前回のは最初「????∞」と思ったけれど、観ているうちにハマっていきました。今回のと前々回のは、清く麗しく可憐な乙女が主人公。両者、学業的にも秀でており(現朝ドラヒロインは松竹梅の「梅」設定だけれど医者になるのだからね…ぶつぶつ…)、謙虚で、礼儀正しく、優しい。いかにも NHK が好みそうなタイプ。
「ないない、こんなに純で汚れのない青春なんてあるわけがない。思春期も青年期も人の心はもっともっと複雑なもの。だけどこんな可憐な女学校生活送りたかったなー」と思いながら楽しんでいます。
それと比較して前々回の朝ドラは異質でした。大阪弁のヒロインの豪快な喋り(啖呵?)が見ていて気持ちよかった〜。自分が関西弁もできないし啖呵も似合わないしごくごくふつうの人間なので憧れるのでしょうね。このヒロインは人生の酸いも甘いも噛み分け、洋裁の腕で逞しく生き抜いていった人。ヒロインの子どもたちの姉妹葛藤も凄まじかったです。もう少し凄みを増したら十分映画になりそう。
この同じ朝ドラでも作品の匂いの違いは、脚本ではなく演じているヒロインの年齢のせいではないでしょうか。前回のヒロインは確か30才。良い意味でそれ以上にも見える。だから奥行きが出たのかもしれません。
ラベンダー3本

雨降りの日は

2012年04月23日

一日雨ですね。しかも時折、雨脚が強い。
やろうと思っていたことができず、こういうときは心理療法家としてのクオリティーをあげるための test 勉強です。院の時に使っていた文献を引っ張り出しておさらいです。
月日が経つと、しっかり赤ペンでラインを引いていたところも、すっかり忘れています。だけど、ラインを引いていた箇所がなかなかセンスのよいところだったりすると、自己満足ですが嬉しくなります。こういうふうに自分で自分を叱咤激励していかないと、毎日の持続は難しいですね…。
今日の画像は、福島の友人から贈られた変形版招きねこ。鯛ねこ?東北地方の「張り子」って言うのでしょうか。振るとカラカラと軽妙な音がします。震災の時にくれたもの。眺めると力が湧いてくるたいせつなものです。
張り子の猫

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