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心理 東京
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ブログ 心's LOOM
幸福とは?
2012年05月04日
今日は束の間の晴れの後、またもや雨の午後でした。どこにも出かけず、のんびりと一日を過ごすことができ、こういう日はとても大切だなと改めて思いました。
何をしたかというと…。道路の草むしり若干と蕗を摘んで下ごしらえしたのと、合間に読書、という平凡だけと安らかな一日です。
読書と言えば、アラン(フランスの哲学者1868-1951)という人が書いた『幸福論』というものを大学で教えている友人から、『絵本 アランの幸福論』(2012 アラン著・合田正人監修・田所真理子絵 PHP研究所)という素敵な本を紹介されたのでそれを読んでいました。絵本といっても、シンプルな線画の絵と、『幸福論』のなかから拾い集めた言葉の格言集みたいなものでした。なかなか興味深い言葉が集められており、絵本の方は既に読み、今は『幸福論』に少し手を出し始めたところです。
↑ 絵本のほうは、こちら。幸福とは、何なんでしょう…。
『幸福論』、これがなかなか難しい…。いつも思想系の本については、何かしら心理療法に役立つところはないかという観点から読むのですが、読み解くのに時間がかかりそうです。ですので、もう少し噛み砕いてから、ご紹介していきますね。
GWの過ごし方
2012年05月03日
肌寒いですね…。今日は憲法記念日です。
せっかくの休日がこのお天気で台無しの方もいると思います。
雨のせいか、GWのせいか、家にいて何となく気が塞いだり、何もやる気がおきなかったり、体がかったるい方もいると思います。
そいうときは、そのままに過ごしましょう。
幾分体力気力のある方は認知行動療法の自動思考表を書いてみるのをおすすめします。興味のある方は言ってください。
それほどではないけれど、まだ体力気力のある方は、ストレッチをおすすめします。無理にでも体を動かすと気分が変わります。お風呂などもおすすめです。ぬるめのお湯にゆっくり30分はつかるとか…。丹念に垢擦り(古い?)をしてみるとか…。体だけでなく、お風呂場の掃除も同時にするとか…。
何もしたくないという方は(したいけどできない、という方もここに含む)、それはそれで心や体の意思なので、いまの自分を尊重してあげましょう。
↑ソファを陣取り、クッションを枕にし、毛布を掛けて、ZZZ…。
「雨の日は、やっぱりね…」と。
連休の神田
2012年05月02日
雨、雨、雨。
いきなり梅雨が来たのではないかと思うくらい鬱陶しい…。
もうすぐここ神田界隈では、三崎稲荷神社のお祭があるらしく、町中は飾り付けがなされています。三崎神社は水道橋駅すぐそば東京歯科大学病院の裏側にあり、印象の薄いごく小さな神社です。
5月にお祭りがあるんですね。お祭りで不思議なのは、一体どこからこれだけ(別人種のよう)の人たちが集まるのか、という一点に限ります。〇〇青年会、〇〇商工会議所といった地元の人たち。普段は見かけないタイプの人たちが町にワンサと集まってお神輿を担いでいるんですよね。
私の地元でも「こういうタイプの人いた〜?」というくらい威勢の頗るいいお兄さんたちが神輿と共に練り歩きます。そのなかでも昨年は一人、ひょっとこのお面を被りユーモラスに踊っている若い(きっと)青年がいました。今時珍しい!その度胸たるやすごい。彼はお面一つできっと別世界の住人になっているのでしょうね。別人格と言うべきか…。
でもたった一人だけだったから、今年はいないかもしれません。お祭りの中身も時代と共に変化する部分と、変わらずに残る部分というのがあるのでしょう。さて、三崎祭りはどんな感じなのでしょうか…。
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↑ 山椒の葉。柔らかくて美味、これは筍ご飯用です。
ころもがえ
2012年05月01日
今日から5月というのに、湿度がやや高いですね。
一時期「断捨離」という言葉が流行ったようですが、昨日は衣替えをして要らないものなどを処分しました。(だけど断捨離って、新しい言葉なのでしょうか?何だか仏教用語のように響きます。)
比較的モノを大胆に捨てる方なのに、好きだった、でも二度と着ない、着られない10年以上前の服とか、天国へ逝ってしまったペットがつけていたボロボロの首輪何十本とか、そういった今まで捨てられなかったモノもだいぶ処分しました。大切な思い出は、心のなかにしまっておけばいいのかなと…。
若い時分、友人に理想の生き方を聞いていたら、「スナフキンのようにトランク一つで旅をしながら生きたい」という返事があり、当時我欲の塊であった私は「なんだか、なんだか、自由人なんだな〜」とひたすら感心した覚えがあります。その境地は到底実現はできないけれど、共感はできるし、素敵だなあと…。
起きて半畳寝て一畳、ともいいますが、たまには過剰になった「もの」を捨てていくことも大切なのかもしれません。
↑ このいただきもののお豆はジャコウ猫がコーヒーの果実を食べて排泄した種を採取した貴重なものだとか。へへぇ、凝っていますね。香り豊か、滋味も豊か?
自分のために
2012年04月30日
連休の今日は地元のどこもかしこも混雑でした。こういうとき激しく空いているのはどこか。
…それはお墓です。
お彼岸の時にお墓参りに行けなかったので、今日は花を買ってお墓参りに行ってきました。仏花ではなく好きな花を幾つかチョイスして混ぜて2つに分けてもらい、のんびり歩きながらのお墓参りは、供養心というよりも自分の心の平安のため…。よく「葬儀は残された人たちのためにある」と言われますが、実のところその類のものは生きている人たちのためにあるのだと、この頃は理解できるようになってきました。
しかし…。お花屋さんで花を買うとき、チョイスした花を「高さを揃えて2つに分けてください」と頼んだら、「そんなら加工料が315円かかるよ」と店員のおじさんにそっけなく言われました。
やるねえ…、おじさん。百合やバラ、菊のような大輪の豪華な花でもないのに、それも加工料なの?と少しむむ〜ときましたが、まあ仕方ない、高さがバラバラでも困るのでお願いしました。
地元では開店したばかりの飲食店や老舗の店などの閉店が相次いでいます。不況なのか、大規模商業施設へ行ってしまう人たちが多いためなのか、思うように集客できないのでしょう。世知辛くなっているのかもしれませんが、接客態度は基本なのではと小店を応援する立場からも思いました。
↑ 萌えいずる…。この頃の緑はきれいですね。
よろこびの木
2012年04月29日
少々熱いくらいの一日でしたね。
お昼は時間を作って外に出てみました。
画像は白山通りです。一日追う毎に、銀杏の葉がみるみる濃くなっていきます。こんなに春の銀杏並木ってきれいだったかな…と目を見張ります。携帯の画像なので粗いのが残念ですが…。
樹にまつわる絵本を紹介します。
アストリッド・リンドグレーンの『よろこびの木』(原著1969)。故アストリッド・リンドグレーンはスウェーデンの著明な絵本作家で、日本では『長靴下のピッピ』が有名ですね。
子どもの可愛さを描いた楽しい作品が多いのですが、この絵本は全く違います。どちらかというと、宮沢賢治の幾つかの作品のように「悲しさと温かさ」がブレンドされたものになっています。
映画こぼれ話2
2012年04月28日
今日はまた映画の話。
先日観たラブ・クライム(原題 personal effects , 2009)です。
これは犯罪被害者の家族のグループセラピー(自助グループかな)が下地にさらりとあり、それぞれの家族の苦悩、裁判の行方と共に、メインはそのグループで出会った男女の関係が描出されています。
男女と言っても、40代でハイティーンの聴覚障害の男の子をもつ女性と、20代で元レスリング選手の青年の話です。いじめられっ子の男の子に青年がレスリングを教えることから、また3人とも犯罪被害者の家族という共通の痛みを抱えていることから、疑似家族的な交流および疑似?恋愛がはじまります。
けれども事態はあらぬ方向へ。個々の怒り、復讐心、思慕の念などが相混ざり…、単純な話では終わっていません。これは結構お薦めです。原題の personal effects とは、最初「影響力」くらいに思っていたのですが、実は「身の回り品、所持品」のことなのだとか。なるほど。映画の中に重要なアイテムが出てきます。ちょっと主演女優の演技がわざとらしいところがあるのだけれど…。
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↓ 今日のお昼はちょっと贅沢に。旅人に混ざり、東京駅で駅弁を買ってきました。
だけど、東京駅の混雑は凄かった。皆さん、いずこへ?
さてさて、昨日の画像の答えは、「カラスの巣」でした。あれは鉄道の高架橋(こんな言い方ある?)なんです。