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心理 東京
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ブログ 心's LOOM
心と脳
2012年04月07日
以前のブログで紹介した「うつ病の最新治療」についてのダイジェスト版が、数日前NHKの朝番組で放映されていました。
トピックは2つ。
光トポグラフィー検査「NIRS(ニルス)」で脳内の血液量の変化を測定すると、うつ病か躁鬱病か、統合失調症かがわかるというもの。うつ病では総体的に血液量の変化が縮小しますが、躁鬱病は縮小しません。
2つめのトピックは、薬効のないうつ患者さんに対して、経頭蓋磁気刺激「TMS」という治療法が有効であるということです。簡単に言うと、キツツキのような音がする磁気刺激を患者さんの左前頭部に照射する治療法です。
番組では「うつは心の病ではなくて脳の病気なんだー」ということが盛んに言われていましたが、この大雑把な解釈はちょっと大丈夫?と心配になりました。「心の病」というと、「几帳面、まじめ、神経質な人がなるもの」ということらしく、脳の病というと「誰もがかかる病気」ということらしいのです。
そもそも、心とは一体何だ?という問題があります。心は脳と切っても切り離せないし、脳だけでは全て説明できないような代物です。うつと脳内神経伝達物質の関係、トラウマと脳内変化の関係は以前から著明な話題でした。
うつは脳の病気といっても、DLPFCという「判断や意欲」を司る脳の部位の働きが低下するためということらしいのですが、じゃあなぜDLPFCが機能低下するの?という疑問は依然残りますね…。
↑花祭り、神保町交差点付近で甘酒を配布していました。おいしかった。
千鳥ヶ淵散策
2012年04月06日
今日はお昼時間を1時間延ばすことができたので、北の丸公園、千鳥ヶ淵を散歩してきました。カウンセリングルームから10分くらいで行くことができます。
学生の時にお花見をして以来、その時は人が多すぎて何とも思わなかったのですが、今日は平日のためかほどほどの混雑で、とっても綺麗だなーと感動しながら歩いていました。桜の木が堀の傾斜地に植えられているので、自然と枝垂れ桜のように枝に流れがついているのですよね。それが水面すれすれまで下がり、まことに風情ある景色でした。ボートに乗ったらさぞ夢心地でしょう。
今日は付近の学校の入学式も多かったらしく、式帰りの父兄や子どもたちも来ていました。写真も幾つか撮りましたが、いつも思うのが、写真を撮っている人は目の前の生の光景や風景をしっかり見ていないことが多いんですよね。ファインダーを通してしかものを見ないのに、すっかり見たつもりになってしまう。ですので、今回は目にしっかりと焼き付けて帰りました。一年に一度だけ、せっかくの機会です。
↑寒緋桜。シックな色合い。
↑何だかリンゴの花のよう。何ていう種類でしょう?
↑キャスケード桜?
ことはじめ
2012年04月05日
暖かい一日でした。東京の桜はどうなんでしょう?ほとんど見る機会はありませんが、カウンセリングルームへ来る道中の日大前に枝垂れ桜が数本あります。まだ蕾の状態なのですが、咲いたらきっときれいなんでしょうね。
この桜の木、冬から春にかけてずーっと細い枝ばかりだったのに、ある日いきなり紅色の蕾が付いていて驚きました。ソメイヨシノは段々蕾が膨らんでくる印象があるのに、この桜は違う。山型曲線の成長ではなく、階段型の成長なんですかね?
春に何かを始めるということで、今週からまた大学院のある講座を受けることにしました。これはあるTESTに向けられた集中講座です。あ〜TEST。うう…。でも必要なものなので、しっかり臨みたいと今から準備します。
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古典落語は好きですか?面白いのになかなか聴く機会がないので、絵本を買ってみました。お題は『じゅげむ』。噺家になったつもりで読むと笑えますよ。カップルの喧嘩も子どもを叱るときもこれでいったらいいのかもしれません。待合室に置いておきます。
ビニール傘
2012年04月04日
昨日の暴風雨は大丈夫でしたか?各地でさまざまな被害をもたらしたようですね。この時期、これだけの低気圧は珍しいのだとか。
こちらは業務後、甘く考えてしまい白山通りをとことこ歩いて帰りました。そうしたら…。前半は調子が良かったのに、後半はビニール傘がメッタメッタに壊れました。地下鉄で帰れば良かった。びしょ濡れになりながら水道橋に着くと、今度は中央線が動いていない。あー、にっくき、中央線。この電車、何かっていうと止まってばかり。地下鉄水道橋駅に行き、どうにか帰ることができました。
しかし。何が恐かったって、風よりビニール傘。一体幾つ壊れて路上で舞っていたのやら。風で飛ばされたならいざ知らず、壊れた傘を路上に打ち捨てていくのはどうなんでしょう?あれが頭や目に直撃したらどうなるのか、想像しないのでしょうか。小さい子どもなど、機敏にかわせる人ばかりじゃありません。
何だかな…と疲れた一日でした。
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昨日の花は、あんずでした。花弁が桜と違いますね。
上はクリスマスローズ、またの名を節分草(もっと違う花だったかも…)、どちらもたいそう時季外れ。
二者?関係
2012年04月03日
早朝は快晴で小鳥も鳴いていたのに、出かけてくる頃から風が強くなり始めました。一体どこまで吹き荒れるのか、何とも不気味ですね…。
今日は朝からショックなことが…。
家のなかのコート掛けが倒れてあり、私のコート類がぐちゃぐちゃに。いやあな予感がしたら、案の定、ペットがコートとマフラーにおしっこをしていました。はぁ…。朝から疲れる…。別のコートを引っ張り出してどうにか外出しました。
今回は粗相をした子を怒らなかったけれど、ことによると大きな声で怒ってしまうこともあります。他にやるべき事が色々あるのに時間がないときとか、こっちの体調が優れないときとか、粗相の後片付けをしている最中に、調子に乗って部屋中かけずり回ったりするときとか。
時には「あーあ、どうしてこの子を飼っちゃったんだろう…」と泣き言も出ますし、実際涙が出るときもあります。そんなことで、と思う方もいらっしゃる方もいるかもしれませんが、人によって窮地は異なります。もちろん、その子のことはかけがえのない大切な存在です。
「泣き言はよろしくない」という空気がありますが、たまに、適量に、泣き言を言うと、結構すっきりして乗り越えられる気がします。
適量に、というのがコツですかね…。
それにしても、上のような発言は動物ならともかく人間の子供にはタブーなのかもしれません。でも、親も神様ではないので、タブー発言をしてしまったときはその後のフォローの仕方でどうにかなると私は考えています。
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↑何の花でしょう?
三者関係
2012年04月02日
昨夜観た映画はラッセル・クロウ主演の「チェイシング 追跡」(2009)。
一見??という内容ですが、臨床に携わる人なら観る価値はあるかなと思う作品です。出てくる主な登場人物は、出所したばかりの青年、男運の悪い母親と継父と暮らす16歳の少女、青年の再犯を危惧し追跡する警部補の男、の3人です。
育ちもルックスもいい青年の罪は両親殺し。若い女性への殺人(衝動)とネクロフィリアの問題もあります。継父に虐待されている少女は捨て鉢に暮らし、青年の出所をニュースで知ったときからその青年へ接近をしはじめる。中年の警部補は植物状態に近い寝たきりの妻が病院にいて、半ば心を閉ざして生きているけれど、青年を逮捕した人物でもあります。
この3人の生が絡み合っていき、青年や警部補に変化が見え始め…。
少女がなぜこの青年に執拗に付きまとうのか、何となくわかる気がします。非常にピュアで、青年に殺められるかもしれないことは織り込み済みです。この少女の純粋さと怒りと人に対する一縷の信頼とが、彼らを変えていくのかもしれません。悲しい結末ですが。
勿論これはあくまでもフィクションの世界です。こんなことが実際にあるのかわかりませんが、少なくとも人間に対する希望を感じさせてくれる作品です。
↑満開の雪柳です。明日の嵐でどうなるのやら。明日は午後から、暴風に大雨だそうなので、きっちり対策をしましょうね。
映画こぼれ話
2012年03月31日
日中は強風でしたが、皆さんは大丈夫でしたか?
こちらは列車の運行状況も乱れ、おまけに風邪は咳に変化しつつあり、厄介な一日でした。マスクをしてカウンセリングをさせていただいていますが、花粉症の方は室内ではマスクを外されるのですね。小さな驚きです。
さて今日はまたまた映画の話。
最近観たのは「アジャストメント」(2011)。マイケル・デイモン主演のSF恋愛サスペンス映画だそうな。感想を一言で表すと、駄作。
何でも国民の運命についての情報が、全て本のような小型のコンピュータにinputされており、「運命調整局」という未来版CIAのような組織がそれを管理している。運命から外れて恋愛に落ちそうになったりすると、調整局の人達がやってきて阻止に画策するという筋です。
以下がアメリカっぽい。「運命調整局」はローマ時代から続くエンジェルの?組織で、何でもそのトップは神だった、というもの。最終的に神は主人公と恋人の強さにほだされ、その御心を翻し2人の運命を変えてしまう。
はぁー、もう何て言うのか本当につまらない映画でした。経済の低迷、時代の閉塞感がこういう映画を生んでいるのでしょうか。
これなら、似たような日本映画で「イキガミ」(2008)方が断然リアルな感じがして面白い。政府の陰謀説ものとして、こちらの方が今の日本に大変マッチしていると私は思います。若い人たちにお奨め。