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ブログ 心's LOOM

リラックス

2012年03月10日

明日は震災から一年。今日は敢えて別の話題です。皆さんは日頃どのように
リラックスしていますか?
自律訓練法の先生によれば、人には運動や睡眠のほかに「休息」が必要です。
休息とは、体や精神の緊張を解いてくつろぐことです。
「よくわかりません」とおっしゃるクライエントさんが多いのですが、よく
よく考えてみると難しいですよね。カウンセリングルームなら幾つかのリラ
クゼーションをすることができますが、日常生活でするとなると…。
思いつくのは、お風呂、瞑想(一体どのくらいの人が?)、アロマ、音楽、
マッサージ、ペットと遊ぶetc. 人によって、もっと多様な方法があるでしょ
う。自分は何かなと考えてみると、毎日毎日いたずらばかりしているペット
は違うし、アロマは焚いているだけじゃ何もならないし、マッサージは生ま
れてから一度も経験なし(カイロで懲りた)、お風呂も音楽も違う。瞑想は
たまにしますが、やっぱりこれは人にナビをやってほしい。
じゃあ、何だろうと考えた結果、やはり横になっての映画鑑賞。これがリラ
クゼーションだと改めて思いました。注意点は目を悪くさせないこと、あま
りシリアスなものを選ばないこと、ぐらいでしょうか。
ここからは余談。先日やっと『ツーリスト』を観ました。 これはアクショ
ンではなく、正真正銘ラヴストーリーですね。最初からわかっていれば、も
っとじっくり観たものを!
チューリップ
↑本日はプロの可愛らしい写真を。

テレワーク

2012年03月09日

テレワークという言葉をご存じでしょうか?私は昨日初めて知ったのですが、言われて
みればあーそういうことね…と納得です。テレ=遠い、ワーク=仕事、つまり一定の勤
務地に出かけずとも、情報通信機器などを使って仕事をすること、だそうです。因みに
会社員でテレワーカーの人もいれば、法人格をもつテレワーカーの人もいます。
パソコンやモバイルなどを使用し、場所や時間に拘束されずに自由に仕事ができるので、
沢山のメリットがあるとのことです。例えば一極集中を緩和し(昨年の地震や台風の災
害時には首都圏の交通麻痺が深刻な問題でした)、 育児や介護をしている人たちの在
宅ワークを可能にし、企業側もコスト削減や利益増加が見込めるらしい。
一方、会社や働く人双方にとって、労務管理の問題など難しい面もあるとのこと。高度
な技術をもっている人なら時間単価の高い仕事があるにしても、データ作成などの仕事
の場合、安価に使われてしまうこともある。また会社の場合、新人社員を育てにくいと
いった問題もあるようです。
さて、テレワーク人口はこれから増えていくのでしょうか?
個人的に思うのは、働く形態が多様化するのはいいことだと思います。社会や集団で働
くのが苦手な人でも仕事への門戸が広がるからです。ちょっと思い返すと、私たちの3
世代前の人たちは、もっと居住地に近いところで働く人が大半で、通勤している人はあ
まりいなかったと思います。主要産業が変化したことが大きいのでしょうが、国内の第
三次産業も頭打ちの感のする昨今、勤務形態もまた自ずと変化していくように思います。
ただし情報通信機器だけに頼って仕事をしていると、意思疎通がうまくいかなかったり、
信頼関係を築けなかったり、返って不利益が生じることも多々あると思います。
心理カウンセリングでも、電話やスカイプ、メールによって手段が広がりましたが、や
はり場の空気というか間合いのようなものが非常に大切だと思います。当然なのです
けれど…。
車窓

2012年03月08日

東京駅のキャラクターストリートの辺りをぶらぶらしていると、中学生?高校生?
というような印象の3,4人のグループの子たちが、重そうなボストンバックやお土
産袋を抱えながら食事や買い物をしている光景をたびたび見かけます。春休みで遊
びに来ているのでしょうか。それとも卒業旅行なのかな。
春休み、友達と過ごす人もいれば、一人で過ごす人もいるでしょう。学生さんたち
がそれぞれどのような思いで過ごしているのか気になるところです。進学や進級
に、期待に胸を膨らませるだけでなく、不安な思いを抱いている人も沢山いるでし
ょう。浪人や留年の決まった人や、学校に行こうと思っても行けず、新学期を前に
して焦りや無気力を感じている人もいると思います。
春は別れと出会いの季節と言いますが、「毎年変わらない。そんなの関係ない…」
と変化のない時を過ごしていると思う人もいることでしょう。
どのような状態であれ、ティーンエイジャーの子たちに、腹を割って話せる大人が
身近にいてくれることを願っています。
浜辺

宇宙

2012年03月07日

暖かいのも今日までのようですね。
今朝は面白そうだった過去の新聞記事を読みながら来ました。それは「地球似の惑星が続々」
というもの。何でも2009年にNASAが打ち上げた宇宙望遠鏡ケプラーが、2011年に約3000
個の惑星を見つけており(それ以前は計500個)、その中には地球に似ているものがあるらし
いのです。
太陽に似た恒星の周りを巡る惑星が、その恒星から遠からず近からずの一定の距離(「ハビ
タブルゾーン(生命居住可能領域)」という)にあると、液体の水が存在する可能性がある。
水があれば、そこには自ずと生命の存在が…。
『アバター』のような世界がもしかしたら…。或いは、地球と同じような星が存在するかも
…。いずれにしても、想像力が掻き立てられますね。
子どもの頃、「宇宙の果ては、爆発し続けているからわからない」と聞いて、全く納得でき
ませんでした。爆発し続けているといっても、「爆発するには広がりが必要だし、【終わり
】というものを想定できなければ一体そこには何があるのだろう」と。
これを考えると混乱と不安に陥るので、次第に考えなくなりました。ですが、無限とか有限
という考えは心の悩みに通じてくる大事なものですよね。有限の生だからこそ、私たちは様
々に悩むわけです。無限でも生き地獄だろうけれど、悩みの質は違うものではないかなと…。
カウンセリングルーム戸外
↑カウンセリングルーム前から仰ぎ見た月。セピア色に。

一区切り

2012年03月06日

今日は4月上旬並みに暖かくなるという予報でしたが、室内ではやや寒く感じた
ものの、お昼に外を歩いていたら本当に春らしい温もりを感じました。光の見
え方も柔らかいように思います。
3月は季節の変わり目だけでなく、様々なことが一区切りを迎えます。昨日は
確定申告をネット上から済ませましたし、町内会の仕事のバトンタッチ先が見
つかったりと、「あー、一年が終わるのね」との思いをかみしめました。
今年、町内会の話題は専ら「地震対策」でした。どうやって避難路を確保する
か、食料や水などの備蓄について、世帯の名簿作成をどうするか、などいずれ
も重要な事柄ばかりでした。実のところ、町内の各世帯の構成を全て知ってい
る人は誰も町内にいません。どこに一人暮らしの人がいて、どこに体の不自由
な人がいるのかなど、全ての把握は役所でない限り知りようがないのです。
ですが、この名簿作成、「個人情報の取り扱い」「プライバシーの確保」とい
う観点から反対意見も多いのです。
うーん、非常に難しいところですよね。地域で自主的に情報を集めるとしても、
半ば強制的になってしまうし、集められた個人情報を誰がどのように管理する
のか、システムなんか整っていない。
「ホモ・サピエンス(ヒト)」についてのドキュメンタリーで、「ヒトの集団
が統制可能なのは、せいぜい150人」と言っていましたが、それくらいの村落だ
と比較的スムーズに機能するのかもしれません。
***************
東京神田カレー屋
↑ 欧風カレーの「ボンディ」。靖国通り沿い、神田古書センター2Fにあります。
古いお店なのだとか。しかし、カレー前のジャガイモでお腹がいっぱいになるような。

解放感

2012年03月05日

昨日は帰宅したら深夜だったため、ブログ更新はお休みしました。月曜日は休日なので、
ついつい解放感からか日曜の夜はぶらぶらしてしまうのです。
昨日も夜はお茶の水駅まで歩き、駅近くで夕飯を済ませ帰りました。画像は神田猿楽町
(さるがくちょう)付近から三省堂ビルを眺めたもの。猿楽町って面白い地名ですが、
何かいわれがあるのでしょうか?
shinri7.JPG
さて、今日は格段のトピックもなく、茶飲み話です。一昨日、ケヴィン・コスナー主演
の映画「ザ・ネスト」を観ました。あのケヴィン・コスナーがホラー映画ですよ!「ア
ンタッチャブル」とか「ダンス・ウィズ・ウルブス」とかの彼が、です。
最近メディアで見たのは、ホイットニー・ヒューストンの葬儀で彼が弔辞を述べていた
ところ。あー、昔日の彼は輝いていたけれど、何だか色褪せちゃったな…と正直思いま
した。俳優さんて、 若いときはぱっとせずとも後年魅力が出てくる人がいますが、彼
はどうやら違うのでしょうか…。
この「ザ・ネスト」でも同じく。妻が男性を作って家を捨てたため、ティーンエイジャ
ーの反抗期の娘と小学校低学年の可愛い息子を連れて、郊外に越してきた中年作家の役
どころです。心機一転をはかる土地が、恐怖の地となっていく…。敷地の中に塚があっ
て(こんもりとしたごく小さな丘)、その塚はネスト(巣窟)だった!というものです。
何の巣窟かというと、それは観てのお楽しみ。
だけど、どうしてアメリカ人って地底人が好きなのでしょう?地底人ものホラーは、既
に幾つか観ています。これを人に話したら、アメリカ人ではなく、そもそもヨーロッパ
人がそうなのだとか。代表的なものがドワーフ(妖精)で、白雪姫に出てくる7人の小人
達は確か地下に住んでいますよね。ディズニーで描かれる7人の小人達は可愛いおじさん
妖精ですが、グリム童話ではもっと違うニュアンスだと思います。
地底人=不気味な者、なのでしょう。それにしても、このテのホラー映画は何も考えずに
観ることが出来るので、あ〜、気分がほぐれますね。
目も当てられないシーンはありませんし、日本人には「あるわけないなー」というお話で
す。

家族はどうなっていくのか

2012年03月03日

昨夜の勉強会より。
日本で家族療法をおこなう上で、西洋の家族ではなく、東洋の家族のあり方を知らなく
ては治療の方法や着地点を誤ってしまうとのことでした。
日本にいる限り自分は日本人の家族のあり方について知っていると思いがちですが、も
っと家族のあり方の変遷を学んでいくことが大切だなと改めて思いました。1947年の民
法改正後(家制度廃止後)、日本の家族は混迷を迎えるようになったとのこと、行方不
明老人の多さ(低く見積もって2万人台)からしても日本の家族はもはや機能していな
い、という指摘もありました。
つい先日、文化による家族のあり方の違いについて、例えば「娘といつまでお風呂に入
るか?」という話題がある番組でなされていたのを見ました。日本のお風呂特集がテー
マだったのですが、日本人がいかにお風呂にこだわり、お風呂場でのコミュニケーショ
ンを大切にしているか、8,9歳くらいの女の子と幼稚園児、その父親が楽しそうに一緒
にお風呂に入っているシーンが放映されていました。ゲストの西洋人たち(南米や東ア
ジアの人も含まれていたかもしれません)は、「絶対にそれくらいの年齢の女の子と夫
を一緒に入らせない」と強く言っていました。日本人と結婚してもそれは嫌だ、せいぜ
い赤ちゃんまでだと。
日本では恐らく成長と共に女の子は父親と入るのを嫌がって、自然に入らなくなるのだ
と思いますが、他の国では入浴に関しては最初から母親が制するようです。どちらがい
いとか悪いとかの問題ではなく、入浴そのものの違い、家族や個のあり方の違い、色々
な相違が現れているのでしょう。
話が矮小化しましたが、 日本の家族と儒教との関係とか、祖霊信仰とか、興味深い話
題が沢山あったのですが、まだ咀嚼中です。
東京神田古書店

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