1. 心理 東京
  2. ブログ 心's LOOM

ブログ 心's LOOM

アンビバレント

2012年03月02日

寒いですね。今夜はまたカウンセラーの勉強会があります。さあ、やってこよう!という
気持ちと、雨だし寒いし帰りは遅くなるしな…というアンビバレントな気持ちが正直やや
あります。
そうそう、昨日、例の本屋さんで自分へのご褒美に買った1冊が、怪談絵本シリーズ「い
るの いないの」(京極夏彦作・町田尚子絵・東雅夫編)です。暗がりを怖がる子どもの
心がとてもよく描き出されています。暗がりに何かいる、何かいそう。誰?見たくないけ
ど、見たい。気になるし、確かめたい。でも、怖い。
男の子のおばあさんの一言は、「見なければいないのとおんなじだ」。本当にそうかもし
れません。おばあさんの言葉は深いですね。でも、男の子はすでに気になっている。
気にしていればいるのとおんなじだ、なのかもしれません。
絵本「いるの、いないの」の中身
↑絵がまた独特で、独特さが美しい。

神田の絵本屋さん

2012年03月01日

3月になりました。
今日は昨日のお話の続きはしばらく置き、神保町の紹介です。お昼時間に
靖国通りを歩いていたら、とても素敵な本屋さんを見つけました。北沢書
店の一階にある、『BOOK HOUSE 神保町』という絵本屋です。カウンセ
リングルームから見て、靖国通りを渡ったところ、神保町交差点と専大交
差点の中間にあります。
実のところ、本より絵本や児童書の方が好きなくらいで、しばしば買い求
めます。読むのが易しいせいか、五感が研ぎ澄まされるような気がするの
です。しかも、挿絵の細部を見るのが無上の喜び、想像力が掻き立てられ
ます。
ここの本屋さん、蔵書の豊富さは言うまでもないのですが(洋書もあり)
、幼稚園の時に泣きながら読んだ本もありました。懐かしい…。
また店内の至るところが工夫されていて、まさに子どものためにあるよう
な場所です。絵本好きの方、お子さんのいる方、誰かにプレゼントを探し
ている方、良かったら足を運んでみてくださいね。
ブックハウス神保町の店内
許可をもらって写真を撮らせていただきました。
ちらっと天井画も見えますか?

自尊心について

2012年02月29日

今朝起きたら一面雪景色でした。山などまるで墨絵のような世界で、ぼーっと眺
めていたら遅刻しそうでした。それにしても、吸い込まれそうなくらい美しい景
色だった…。ほとんど積もらないところだからこんな悠長なことを言っていられ
るのですけれど。
今日は認知行動療法の本を読んでいて、『自尊心』について考えていました。カ
ウンセラーにとってはお馴染みのピラミッド図があります。
4層のピラミッド図です。(図をイメージしてみてください。)
最上層が    『自尊心を問題にしない』
その下の層が  『無条件の自尊心』
更にその下の層が『条件付きの自尊心』
最下層が    『自尊心の低い状態』
というものです。
『自尊心の低い状態』『条件付きの自尊心』『無条件の自尊心』については理解
しやすいでしょう。
ごくごく単純に例を言えば次のようになります。
        
自尊心の低い状態=「自分は人から愛されない」
          
条件付きの自尊心=「自分は友人がたくさんいるから、自分には価値がある」
      
無条件の自尊心 =「友人知人がどれだけいようといなかろうと、自分には価値がある」
自尊心を問題にしない=「価値があるとかないとかではなく、あるがままの自分を受け入れる」
因みに、「無条件の自尊心」と「自尊心を問題にしない」は「ひらきなおり」と
は違います。
そして最後の「自尊心を問題にしない」。これは、どういうことなのでしょうか
。感覚では分かるような気がするけれど、言葉では説明しにくい。「あなたやわ
たし、人それぞれ価値があるんだよ」という次元を超越しているものです。「世
界でたった一つの花」というものをも超えていると思います。さあ、どのように
思われますか?(このお話は後日続きます。)
東京の心理カウンセリングのサムネイル画像

心’s LOOM

2012年02月28日

今日で2月も終わりかなと思っていたら、明日は2月29日。4年に1度のうるう年でした。
今夜は遠方より来客があるので、終了時刻を迎えたら即刻帰ろうと思います。いつもは
どちらかというとダラダラ居残る方ですが、やはり切り替えは大事ですね。
最近は本業以外の経理とか、やらなくてはいけないことが多くて気分がくさくさするこ
とが多いので、意識して行動を切り替えることが必要なようです。
ここのところブログのトピックはありませんがしばしお待ちを。気持ちが晴れるように
、天晴れ、富士山の画像を掲載します。うっすら、見えますか?
相模湾と富士山
それから、ブログ名を「心’s LOOM」としました。SEO(ご存じですか?)上、心という
文字を是が非でも入れたかったのと、LOOMとは「機織り」のことを意味します。
縦糸、横糸、どのような色合い、風合いのものを織り出せるのか、辛いとき心地いいとき、
ブログも日々その様でありたいと願いつけました。
これからもどうぞ宜しくお願いします。

東京駅2

2012年02月27日

今は夜の10時過ぎ。
ここ最近は、寒さの中に春の匂いを感じますね。
↓これは午前中に撮った梅のつぼみ。夕方には開きかけました。右はピンぼけですが、
野生のスミレ。本当はもっとかわいいのですけれど。
shinri5.JPG  shinri6.JPG
外気に少し暖かさを感じるのかそぞろ歩きが多くなり、昨夜は帰りに東京駅の外観を覗
いてもみました。
まだシートが掛かっていますが、内部は日に日に工事用の幕などが外されており、何年
も(何十年も、という気分ですが…)雑然としていた雰囲気が少しずつ変わりつつあり
ます。
↓正面に向かって右側はもう完成したのかな。アムステルダム駅の駅舎を模したという
のは本当でしょうか?
shinri10.JPG
ついつい薄着がたたったのか、今夜は風邪気味なのでこの辺で早く休むことにしますね。

心と漢方

2012年02月26日

昨夜は漢方についての番組を観ました。漢方薬が様々な心の問題にもいいという
朝の番組紹介を観て気になっていたので。
漢方(医学)や漢方医というのは、中国が本家本元ですが、実は日本の伝統医学
だということをご存じでしたか?中国は中医学、韓国は韓医学と言うようで、中国
を起源として日本、韓国で独自に発達したもののようです。
その違いとは、例えば日本では300種類の漢方薬があり、中国では3000種類の生薬
がある。また、脈診と舌診は共通ですが、日本では腹触診があるのに中国ではそれ
がないなど。
漢方医学の考えでいいなと思ったのは、「不定愁訴」という考えがないのだとか。
「頭が痛い、肩がこる、便秘もあって苦しい……」というのが不定愁訴ですが、西
洋医学ではその一つ一つの症状に薬を出すのに対し、漢方では患者さん一人の体質
を捉えようとするのです。ですので、問診が長い。
また、触診も大いなる効果を発揮しているように番組を観ていて思いました。触診
をしてもらったゲストが「小さい頃お母さんにお腹をさすってもらっているようで
気持ちよかった」と話していましたが、もしかしてこれ、オキシトシンが出るんじ
ゃないのかなと。(オキシトシンについては以前のブログで扱っています。)
都内のある漢方クリニックは何ヶ月先まで予約が埋まっていると聞きましたが、
「じっくり診てほしい」ということは今の人たちの切なる願いですよね。
西洋医学のクリニックで、腹触診をしてくれるドクターは激減したと思います。以
前、家の近所におなかを触診してくれる女医さんがいたのですが本当に人気があり
ましたし、何より安心感と大切にされている感じをもつことができました。
西洋医学と東洋医学、それぞれに長所短所があると思うので、各々の良さが統合さ
れていくことを願います。
試みに、上記クリニックの問診票を印字(ダウンロード可)してみました。
4枚ぎっしりです。
漢方クリニックの問診票

セルフ・アファメーション

2012年02月25日

東京は冷たい雨が降った後でとても寒いです。
出かけてくるとき、白梅のつぼみがふっくらし始めているのが見え、あーやっと
春だな…とほっとしました。
今日は女性のための自己評価を高める訓練です。
自己教示訓練(ex.毎日肯定的な言葉を自分に言う)など心理療法的な方法は色々
あります。
ですが、ここではもっと気楽に、「雛祭りをしてはいかが?」ということです。何を
するって自己流で良し、私は毎年ちらし寿司を食べます。既に昨日食べ、飼ってい
るペットも匂いに大興奮していました。
最近はつるし雛やら雛人形の公開やら町興しに一役買われているようですが、あ
の明るく華やかな朱色は元気が出ますよね。この際、雛祭りの意味するもの、婚
礼とか、女の子の成長を祝ぐとか、そんなものは排除します。
高齢者施設でも雛祭りは大人気な催しでした。共同スペースに雛壇を飾り、食べ
られる人にはあられを少しずつ配り、ご飯にはちらし寿司を出します。元乙女、
おばあさんたちの顔が断然ほころびます。
「今まで私、辛くても、まあ、何とかよくやってきたね…」という祈りを込めてみま
しょう。
***********
天ぷら屋はちまき
↑昨日ご紹介した、天ぷら屋「はちまき」の内部。胃の弱い方も大丈夫。
ただし、畳も昭和一桁?というのは錯覚ですよね。

このページの先頭へ