-
心理 東京
- ブログ 心's LOOM
ブログ 心's LOOM
ことはじめ
2012年04月05日
暖かい一日でした。東京の桜はどうなんでしょう?ほとんど見る機会はありませんが、カウンセリングルームへ来る道中の日大前に枝垂れ桜が数本あります。まだ蕾の状態なのですが、咲いたらきっときれいなんでしょうね。
この桜の木、冬から春にかけてずーっと細い枝ばかりだったのに、ある日いきなり紅色の蕾が付いていて驚きました。ソメイヨシノは段々蕾が膨らんでくる印象があるのに、この桜は違う。山型曲線の成長ではなく、階段型の成長なんですかね?
春に何かを始めるということで、今週からまた大学院のある講座を受けることにしました。これはあるTESTに向けられた集中講座です。あ〜TEST。うう…。でも必要なものなので、しっかり臨みたいと今から準備します。
*******
古典落語は好きですか?面白いのになかなか聴く機会がないので、絵本を買ってみました。お題は『じゅげむ』。噺家になったつもりで読むと笑えますよ。カップルの喧嘩も子どもを叱るときもこれでいったらいいのかもしれません。待合室に置いておきます。
ビニール傘
2012年04月04日
昨日の暴風雨は大丈夫でしたか?各地でさまざまな被害をもたらしたようですね。この時期、これだけの低気圧は珍しいのだとか。
こちらは業務後、甘く考えてしまい白山通りをとことこ歩いて帰りました。そうしたら…。前半は調子が良かったのに、後半はビニール傘がメッタメッタに壊れました。地下鉄で帰れば良かった。びしょ濡れになりながら水道橋に着くと、今度は中央線が動いていない。あー、にっくき、中央線。この電車、何かっていうと止まってばかり。地下鉄水道橋駅に行き、どうにか帰ることができました。
しかし。何が恐かったって、風よりビニール傘。一体幾つ壊れて路上で舞っていたのやら。風で飛ばされたならいざ知らず、壊れた傘を路上に打ち捨てていくのはどうなんでしょう?あれが頭や目に直撃したらどうなるのか、想像しないのでしょうか。小さい子どもなど、機敏にかわせる人ばかりじゃありません。
何だかな…と疲れた一日でした。
*******
昨日の花は、あんずでした。花弁が桜と違いますね。
上はクリスマスローズ、またの名を節分草(もっと違う花だったかも…)、どちらもたいそう時季外れ。
二者?関係
2012年04月03日
早朝は快晴で小鳥も鳴いていたのに、出かけてくる頃から風が強くなり始めました。一体どこまで吹き荒れるのか、何とも不気味ですね…。
今日は朝からショックなことが…。
家のなかのコート掛けが倒れてあり、私のコート類がぐちゃぐちゃに。いやあな予感がしたら、案の定、ペットがコートとマフラーにおしっこをしていました。はぁ…。朝から疲れる…。別のコートを引っ張り出してどうにか外出しました。
今回は粗相をした子を怒らなかったけれど、ことによると大きな声で怒ってしまうこともあります。他にやるべき事が色々あるのに時間がないときとか、こっちの体調が優れないときとか、粗相の後片付けをしている最中に、調子に乗って部屋中かけずり回ったりするときとか。
時には「あーあ、どうしてこの子を飼っちゃったんだろう…」と泣き言も出ますし、実際涙が出るときもあります。そんなことで、と思う方もいらっしゃる方もいるかもしれませんが、人によって窮地は異なります。もちろん、その子のことはかけがえのない大切な存在です。
「泣き言はよろしくない」という空気がありますが、たまに、適量に、泣き言を言うと、結構すっきりして乗り越えられる気がします。
適量に、というのがコツですかね…。
それにしても、上のような発言は動物ならともかく人間の子供にはタブーなのかもしれません。でも、親も神様ではないので、タブー発言をしてしまったときはその後のフォローの仕方でどうにかなると私は考えています。
*********
↑何の花でしょう?
三者関係
2012年04月02日
昨夜観た映画はラッセル・クロウ主演の「チェイシング 追跡」(2009)。
一見??という内容ですが、臨床に携わる人なら観る価値はあるかなと思う作品です。出てくる主な登場人物は、出所したばかりの青年、男運の悪い母親と継父と暮らす16歳の少女、青年の再犯を危惧し追跡する警部補の男、の3人です。
育ちもルックスもいい青年の罪は両親殺し。若い女性への殺人(衝動)とネクロフィリアの問題もあります。継父に虐待されている少女は捨て鉢に暮らし、青年の出所をニュースで知ったときからその青年へ接近をしはじめる。中年の警部補は植物状態に近い寝たきりの妻が病院にいて、半ば心を閉ざして生きているけれど、青年を逮捕した人物でもあります。
この3人の生が絡み合っていき、青年や警部補に変化が見え始め…。
少女がなぜこの青年に執拗に付きまとうのか、何となくわかる気がします。非常にピュアで、青年に殺められるかもしれないことは織り込み済みです。この少女の純粋さと怒りと人に対する一縷の信頼とが、彼らを変えていくのかもしれません。悲しい結末ですが。
勿論これはあくまでもフィクションの世界です。こんなことが実際にあるのかわかりませんが、少なくとも人間に対する希望を感じさせてくれる作品です。
↑満開の雪柳です。明日の嵐でどうなるのやら。明日は午後から、暴風に大雨だそうなので、きっちり対策をしましょうね。
映画こぼれ話
2012年03月31日
日中は強風でしたが、皆さんは大丈夫でしたか?
こちらは列車の運行状況も乱れ、おまけに風邪は咳に変化しつつあり、厄介な一日でした。マスクをしてカウンセリングをさせていただいていますが、花粉症の方は室内ではマスクを外されるのですね。小さな驚きです。
さて今日はまたまた映画の話。
最近観たのは「アジャストメント」(2011)。マイケル・デイモン主演のSF恋愛サスペンス映画だそうな。感想を一言で表すと、駄作。
何でも国民の運命についての情報が、全て本のような小型のコンピュータにinputされており、「運命調整局」という未来版CIAのような組織がそれを管理している。運命から外れて恋愛に落ちそうになったりすると、調整局の人達がやってきて阻止に画策するという筋です。
以下がアメリカっぽい。「運命調整局」はローマ時代から続くエンジェルの?組織で、何でもそのトップは神だった、というもの。最終的に神は主人公と恋人の強さにほだされ、その御心を翻し2人の運命を変えてしまう。
はぁー、もう何て言うのか本当につまらない映画でした。経済の低迷、時代の閉塞感がこういう映画を生んでいるのでしょうか。
これなら、似たような日本映画で「イキガミ」(2008)方が断然リアルな感じがして面白い。政府の陰謀説ものとして、こちらの方が今の日本に大変マッチしていると私は思います。若い人たちにお奨め。
さくらの季節
2012年03月30日
桜の開花は間もなくでしょうか。東京では九段下の靖国神社の花が観測されているのですよね。個人的に桜はヒラヒラ舞い散っているところが好き。よく桜の散り際の良さが詠われますね。でも椿のようにボテッといきなり地面に転がるものも非常に好き。「首が落ちる」などと言って嫌われますが、私は何てゴージャスなのだろう!と感心します。
しかし、今日は風が強いこと。月にむら雲、花に風、ともいうように、実は3,4月は風が強い季節なのだと思います。そして何より、鼻水も鼻づまりも苦しい…。風が強い日の風邪はたまりません。神経を逆撫でされているような、そんな気分にさせられます。猫だったら、思いっきりそこらの壁で爪研ぎしたい気分です。しかも今夜はまた勉強会。あ〜、集中できるのだろうか…。まあ、いいや、座ってなんぼ、ということにしましょう。今日のブログはそういうわけで、頭が回りません。
下記の画像は、以前ここを訪れてくれた知人がくれたポストカード。光の画家フェルメールと同じ17世紀のオランダの画家、ピーテル・デ・ホーホという人が描いたものです。デジカメで撮ったため明るくなっていますが、本当はもっと暗いトーンの絵なのでしょう。
↓《中庭にいる女と子供》
4,5歳くらいの女の子なのでしょうか。鳥籠をもって、女中さんに連いて回っているのでしょうね。17世紀になってようやく、子供が美術で扱われるようになったと聞きます。それまで子供が特別な扱いを受けることはなかったようです。さて、今の時代はどうでしょうね。
子どもの世界
2012年03月29日
今日もとてもぬくぬくとした一日です。
こんなにいいお天気なのに、すっかり風邪を引いてしまいお昼は温かいお粥を食べました。おいしかった〜。昼食後は、例の絵本屋さん『ブックハウス神保町』へ出かけてきました。絵本2冊を購入しましたので、また待合室へ置いておきますね。
一冊は『空がレースに見えるとき』(初版1976)
これはまだほんの子どもの頃、大好きでしかたがなかった絵本です。幼い女の子たちの夢のなかの世界なのでしょうか。大変幻想的な作品で、この絵本を読んでいるときは心が自由になった気がしたものです。頭ではなく、感覚で味わってみてください。
二冊目は『水たまりおじさん』(2005)
これは著明なレイモンド・ブリッグズの作品です。えっ、誰?という方も、『スノーマン』のキャラクターやお話をご存じでしょう。
ブリッグズのこま割りマンガのようなスタイル、細部の緻密な絵、しんみりとくるストーリー展開に心がいつも打たれます。この『水たまりおじさん』、一読すると???と思うことでしょう。たぶん、この子どもは疑似家族をつくり、自分の心を癒やしているのだと思いました。後は読んでのお楽しみ…。