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ブログ 心's LOOM

(続4)人間の価値とは(自尊心ワークブック§4より)

2025年01月23日

年末年始に罹ったインフルエンザの影響が続き、ブログの更新が遅くなってしまいました。去年気を抜いてワクチン接種を怠っていたのが祟りました。先週やっとB型対策のためのワクチンを受けてきました。自分の体の弱点を知っておく、というのはやはり大事ですね。

さて、自尊心ワークブックの続き。

その前に今朝読んだ朝日新聞の記事で、関連しているな…と思ったものがありました。それは「ハーバード白熱教室」で有名なマイケル・サンデル教授へのインタビュー記事でした。サンデル教授は、民主党が政権を奪われトランプ政権が誕生したのは、高学歴のエリート層を除いた国民の大半である労働者の「尊厳」が長年見捨てられてきたためだと述べていました。「尊厳が守られる」というのは、経済的な意味においてだけではなく、文化やアイデンティティーの意味においても重要だということです。

ここでワーク§4の話になります。ワークブックでは「人間の価値についての基礎知識」について説明されています。人間は外的な要因とは無関係に、無条件に平等で中核的な価値がある、ということです。富や権力など付与できるものだけではなく、能力や生産性、持って生まれた外見や性質なども「外的な要件」です。魅力的な人であろうとそうではなかろうと、善人であろうとそうではなかろうと、人間には誰にでも本質的に侵されない価値が備わっているのです。

サンデル教授の指摘する「尊厳」とは、人間の価値とは何か、ということと深く関係しているのではないでしょうか。今一度、社会はそのことを考えていく必要があるのではないかと私は捉えています。

 

 

 


2025謹賀新年

2025年01月04日

新しい年を迎えました。
実りの多い年でありますように…
今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

まだ休暇中の方もいらっしゃると思いますが、インフルエンザが蔓延しているようです。十分お気を付けください…。


今年一年ありがとうございました。

2024年12月29日

2024年も間もなく終わろうとしています。本日無事に仕事納めが出来ました。御利用くださいましたクライアントの皆様、どうもありがとうございました。今年はどのような一年でしたか。

私はといえば、仕事の上ではこれまで勉強してきた心理技法、心理療法のなかから、より一層自分の軸としたい、研究していきたいテーマが見つかったように思います。それは「私」というものをどう捉えるのか、ということと大いに関係しています。

プライベートではストレス・体調不良対策としてスポーツを始めたことが、心身の健康に大いに役立つことを発見しました。スポーツってちょっと軽んじていたのですが、いやいやとんでもない、メンタルにとてもいいですよね。その間、嫌なことは何も考えなくて済むのですから。

文武の文では、人間というものをもっと深く知りたいと思い某読書会の会員になりました。それまで一人で読んでいたものを、誰かと文学の感想を話す、他の人の感想や意見を聞いてみる、自分の考えを表現してみる、という場は実に魅力的で楽しいものです。

しかも本名や素性を明かさずにハンドルネームで参加できるので、別の誰かになれたようで楽しいのです。これも「私」というものをどう捉えるか、に繋がってきますよね。

時々仕事帰りに地元の駅で買い物をしていると、「お仕事何をされているのですか?」と尋ねられたりして面食らってしまうことがありますが、名前とか仕事とかそんなものを全部脱ぎ捨てられる場がほしいと思う人は少なくないのではないでしょうか…。

さあ…、来年には来年の風が吹きます。お正月は溜まった小説を読んで過ごすつもりです。どうぞ皆さまも流行性感冒などに気を付けて新年を迎えられますように。

 


きらきらした季節に

2024年12月25日

今日はクリスマス。今夜が過ぎれば明日からは一気に街はお正月モードになりますね。どこかで節分の広告も見かけました。この変わり身の早さと商魂の逞しさ。スーパーは既にお正月用品が占拠し始め、今から数の子とか買うの?…とフシギになりますが、下拵えに準備がかかるのかしら?

きらきらしたこの華やいだ季節が嫌いではありませんが、この時季が嫌だ、苦手だという人たちの記事を読み、その気持ちも大いに理解できると思いました。クリスマスやお正月というと当然パートナーや家族と過ごすものだという暗黙裡の圧がありますよね。事情があって人間関係や家族関係から距離を置いている場合、より一層、孤立感、孤独感に苛まれるのがこの年末年始シーズンなのではないでしょうか。また、たとえ家族と過ごしていても、心が通っていない場合などもざらにあることでしょう。

そこで、ふと、考えてみました。家族以外の者同士、一人だと嫌だと感じる者同士が地域で気楽に繋がれる方法はあるのだろうか…と。それもクリスマスやお正月を祝えながら集まれる方法はないのだろうか…と。都心部は地域社会が希薄か無いに等しく、しかも着実に単独世帯は増えているし、孤立感を感じている人は沢山いるはずです。

うーーーむ。そこで考えたのが、「大人食堂」ってどうでしょうか。子ども食堂で「親可」「大人可」というのは見たことがありますが、純粋な大人食堂か、大人食堂(子ども単独可、子連れ可)というのがあってもいいのではないだろうか…と。もしかしたら既にあるのかもしれませんが、周りでは全く見かけません。この考えを身近な人に話すと、夢物語として一笑に付されるのですが。

今は卵大くらいの漠とした想念に過ぎませんが、ちょっと楽しみながら胸で温めておきたいと思います。


(続3)“自尊心は変動する”

2024年12月12日

さて、またまたシラルディ博士のワークブックから。

本日は定義についてです。自尊心とは何か?それは“自分自身に対する現実的で好意的な見方”です。現実的、というところが大事ですよね。現実的とは正確で正直であるということであり、好意的とは自分自身を好きだという感情です。等身大の自分を好きでいることです。

また、自尊心は自滅的な羞恥心(ex.自分はクズだ)と自滅的なプライド(ex.自分はスゴイ。傲慢で自己陶酔的)の中間に位置しているとのことです。どちらに偏っても、人がその人の周りから去っていきますよね。でも、自尊心は変動するものでもあります。だからこそ変えられるのだと説明されています。

ではどうやって自尊心を築くのか?

それは、「1.人間の無条件の価値を信じること→2.愛→3.成長すること」というプロセスのワークをしていくことによります。次回へ続く…

 


研修から戻って

2024年12月06日

今年もあっという間に師走を迎えています。
大阪でのEMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)研修は思いのほか小ぢんまりとしており、トレイナーもスタッフもトレイニーも身近に感じ、珍しく最後まで集中することができとても有意義に過ごせました。何しろキレイな女子校の一教室で受けられた研修でした。思いがけず再会できたり、ランチにお話しできたり、ミニワークで御一緒できた参加者の方々、どうもありがとうございました。

大阪は何度行っても馴染めない場所ですが、阪急と阪神の区別は何とかつくようになったでしょうか…。私の適応能力はせいぜい横浜程度の街なので、スマホを手から離さずとも、乗り換えや地上・地下通路、駅の方角の複雑さには閉口してしまいました。ホテルに着いた頃にはぐったり、復習もままならないまま早々と就寝してしまいました。

歳をとったら新しいことをやってみると脳に良いとはしばしば聞きますが、不慣れな場所、見知らぬ場所に身を置いてみるのも前頭葉の活性化にいいのだと思うことにします。

 

中之島 あら、演歌っぽくないな…

 

 

 


今年最後の

2024年11月29日

明日、明後日はお休みをいただきます。今年最後の研修、EMDRのブラッシュアップのために大阪へ行ってきます。今回は大変珍しく会場は女子校です。女子校なんて初めて足を踏み入れるところなので何だかワクワクします。「上履き必須」のお知らせが飛んできたので、そうだよね、中高は靴を履き替えるものね、と納得。何か履くものを探さなきゃ。

先週は所用で京都に行ってきました。初めて鑑賞した金閣寺。金閣寺は三階建てだったのですね!水面が風に揺れると、それが寺院の壁に反射し、ゆらゆらきらきらと眩いばかりでした。

御菓子の中の金閣寺

 

 

 


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