2016年01月27日
寒い日が続きますが、夕方の5時が毎日少しずつ明るくなってきました。何だか嬉しいですね。
さて、昨日、今日の新聞記事に、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の発症メカニズムの記事が載っていました。まだマウスの実験段階のものですが、今後人にどのように応用・適用されるのか興味を引く内容でした。
①ある材質・形の部屋(A室)で電気ショックを受けたマウスがいる。→24時間後に同じような部屋(A’ 室)に入れると怯えて動かなくなる。
①、これは分かりやすいですね。
②ある材質・形の部屋(A室)で電気ショックを受けたマウスがいる。→6時間以内に、一部だけ似た材質・形の部屋(B室)に入れて(マウスを)取り出す。→24時間後にB室に入れると、怯えて動かなくなる。
②、この「6時間以内に」というところがポイントなのですよね。トラウマ体験から早期の段階に、一部だけ似た刺激(B室)に接すると、A室に加えてB室までもがPTSD 症状を引き起こすことになる、というのです。
ですから、トラウマ体験から早期の適切なケアがいかに必要であるか。考えさせられます。
2016年01月24日
「愛の返ってくる人を愛すること」
この言葉は手を替え品を替え、ある精神科医の先生がよく言っていた言葉です。この間、どこかでこの言葉を目にし、改めて思い出しました。これは大事なテーゼだと思います。
親でも、パートナーでも、友人でも、愛の返ってくる人を愛すること。そうでないと、振り回されたり振り回したりして、心身が磨耗してしまいます。言うは易し行うは難しなのですが、だからこそ忘れないでいたいものです。
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↑ sweet pea
カウンセリングルームご近所の花屋さんでみつけた春の香り。
2016年01月21日
つい先日だったか、朝、ラジオから流れてきた曲が、リズミカルかつエキセントリック、しかも相当怖い内容で耳を引きました。
それはチャラン・ポ・ランタンの『美しさと若さ』。日頃テレビを観る方だったら、この姉妹ユニットを御存知なのでしょうか?
面白い音楽でした。容貌にとらわれた若い女の子の(最近は年齢は関係ないかな)、強迫的なところ、神経症的なところ、それでもどこかちょっと自分を疑っているところ等々。これを若い女子が作ったのだからこれまた面白いですねぇ。お姉さんの方は17才から大道芸人としても活動していたようで、その辺の味わいも濃厚に漂ってきます。
2016年01月17日
相談室の窓の外は曇天。しかも寒い!
明日は関東平野部また東京23区でも積雪となるところがあるようです。足元や交通に気を付けましょうね。インフルエンザも流行し始めているようですので、これまた要注意です。
改めてお知らせです。
月曜日は定休日でお休みになります(あら、トートロジーですね)。
また、お問い合わせ・受付時間は営業日の午前10時〜午後6時までとなり、これはお電話もメールも同じ扱いとさせていただきます。ですので深夜や夜中のメールの返信は、翌日営業日の午前10時以降になります。ご理解とご協力の程、宜しくお願い申し上げます。
↑ エルサ・ベスコフ『もりのこびとたち』より
2016年01月14日
今日は、今日も、別にどうってことのない話です。息抜きにね…
お正月に、植物学者、牧野富太郎博士の『植物知識』という本を読んでいました。
知っていました?水仙の花は、花弁(花びら)が6つの花ではなく、上の白い3枚が花びら、下の白い3枚は萼なのだそうです。だから、正確に言えば水仙は三角形なのですね。三角形に黄色いお皿が載った花。やや露草のような形ですね。私などは勝手に五角形の花だとイメージしていました。
また、雄しべと雌しべを持つのに結実しない(大変時間がかかる)ので、これを牧野富太郎は「妊娠しない女性」に例えていました。では、水仙はどうやって繁殖するのか。それは御存知のように他の球根植物と同じく球根で繁殖していくわけです。植物の世界のことですが、これはとても面白い話だと思いませんか?じゃあ、芳香は何のためにあるのでしょうかねぇ。
毎朝、とてもいい香りです。
2016年01月10日
気づけば連休で、明日も祝日なのですね。
さて、一昨日観てきた映画は、ギレルモ・デル・トロ監督の『クリムゾン・ピーク』でした。グロテスクなシーンもありましたが、よく出来た作品でした。ゴシックものとしては内容は予測できる範囲のものでやや肩透かしでしたが、美術が大変素晴らしいのと、よくあるストーリーとはいえ重厚に描かれているところが一見の価値ありでした。
どうしたわけだか、クライエントさんたちは『ソウ』シリーズ等を観て具合を悪くしている人が少なからずいらっしゃるのですが、ああいう鑑賞後に筆舌に尽くしがたい脱力感・絶望感をおぼえるものはいかがなものかと(笑)。私も観ましたけれども正視に耐えない酷い作品で、ああいうのを観るときのコツは「このシーンはどうやって作られているのか?」ということを考えることに心を飛ばすとショックが大分薄れます。観なきゃいいのですが、やはりクライエントさんたちが日頃どのようなものを観たり読んだり聴いたりしているのか、ということには多少なりとも関心があります。
話は戻り『クリムゾン・ピーク』は、というよりデル・トロ監督の描くホラーは、悪やむごたらしさ、悪魔的な美しさの中から、弱さや悲しさ、情や愛がこぼれ落ちてくるところが最大の魅力だと思っています。そこに人間もゴーストも差はありません。『クリムゾン・ピーク』のテーマは、「愛による救済」であったのだと思いました。とにかく映像が美しいところがお薦めです。
その要の人物がこの人↓。これは普通のスーツを来ていますが(俳優のブロマイド?)、映画の中ではその時代の衣装を身につけていて翳りと悲哀を帯びたとてもクールな存在でした。
劇場でこのファイルをもらいました。うーーん、私としては風景か女優さんの方が良かったなー。
2016年01月08日
寒い日が続きますね。何時間寝ても朝起きるのが辛いです。
昨日、1月7日は七草の日でした。
帰りにスーパーでセットを買って、七草粥ならぬ七草雑炊にして食べました。お粥は時間がかかるので待てないのです。優しい緑の香りと色を楽しみました。といっても、一番味を感じたのはすずしろ、すずな、の白い部分でした。こういう食事をすると、心身が清められていくような気がしますね。
さて、今晩は、万難を排して、好きな監督の封切り映画を観に行きます。ホラー映画?ミステリー映画?心身を清めた後にこそ、観に行くんです。楽しみ〜。やはり好きなものは公開初日に観ないとね。私としては『ジェーン・エア』のホラー版ではないかと予想しているのですが、感想は後日に。さくっと観てさくっと帰ろうと思います。
パンジーは香らず…