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ブログ 心's LOOM

木枯らし1号

2015年10月25日

今朝は早めに目が醒めました。この時季の花、山茶花の花が咲いていないかなと思い外に出てみると、風がぴゅうぴゅう吹いていました。そんなに強くもなく冷たくもなかったけれど、乾いた感じが深まりゆく秋を教えてくれました。

家に入ると、今度は飼い猫が外の気配に耳をそばだてていました。何か動物でもいるのかと思って外に注意を向けると、どうやら風が打ち付ける扉の音に神経を集中していたようです。猫も季節を感じるのでしょうか…。ニュースで昨年より3日早い木枯らし1号の到来を伝えていました。

風邪の方も増えてきているようですのでご注意下さいね。

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裏道.JPG


初心

2015年10月21日

先日、ああ面倒…と思いつつ運転免許証の更新に警察署へ行ってきました。

一通り事務手続きを終えて、後はビデオ講習のみの段階になりました。

テレビの前に椅子3個くらいのとても狭〜い一区画でビデオを観ます。するとそこに、グーガーグーガー鼾をかいて寝ているおじさん(おじいさん?)が一人。この人も上映時間を待っているのかな…と空いている席に座ると、署の人から声をかけられたおじさんはむくっと起き上がり、何と講師の方でした!以前は講師の人なんていませんでした。

元警察官で嘱託で働いているのでしょうか。暇そう…。かなり暇そう。だから寝ちゃうのでしょうね。一人で受けていたので、冗談なのか結婚や子供の有無や自転車に乗るかどうか聞かれたり、自転車の乗り方や環状交差点の説明を受けたりしていました。「環状交差点はベトナムやラオスといったアジアの田舎に多いから、あんまり関係ないんだよ」と。ふーん。

ビデオは5年前と同じ。更に5年後も同じ?見覚えのあるママと女の子が最後の方に出てくるもの。

しかし観れば観るほど帰りの運転が怖くなって、気を付けようという意識よりも震え上がって萎縮する感じ。逆効果ではないかと思うのは私だけでしょうか。「車やトラックの後ろの見えない陰からバイクや人が出てくる可能性あり」なんて言われると、じゃあどうしたらいいのだろう。

あな、恐ろしや…。

運転なんて朝飯前という人が羨ましい限り。

それにしてもこのおじさん、一日ここにいるのでしょうかねぇ。

海.JPG


黄金の指環

2015年10月16日

随分久しぶりにオペラを鑑賞してきました。R.ワーグナー作の『ラインの黄金』です。これは『ニーベルングの指環』4部作の”序夜”にあたるものです。今後3年間の間で4部作が上演される予定だというのだから、随分先の長い話です。

さてさてオペラに詳しくない私が観てまず思ったのが、あっ、これは映画『ロード・オブ・ザ・リング』の世界だ、ということです。地底に住む小人族、地上に生きる巨人族、人間、水底に棲む妖精たち、天上界に棲む神々、半神、神と人間の間に出来た子などなど。

時代的には『ロード・オブ・ザ・リング』の原作であるトールキンの『指輪物語』より遡る作品が『ニーベルングの指環』であり、これらはヨーロッパ各国の神話や叙事詩を元に作られたので話が似ているところがあるのですね。

映画『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビット』は好きでそれぞれ3部作全て観ているのですが、善悪二元論的で戦闘シーンが多いのが少々気になっていたし、話の展開が速く筋を追うのが大変でした。「闇の世界」を大変醜く描き過ぎではなかろうか…。とはいえ、CGを駆使した大迫力の映像が素晴らしかったのは確か。

一つの指環(指輪)をめぐる物語であるのは、ワーグナーのオペラも同じであるものの、こちら(ラインの黄金)はもっと混沌とした世界の幕開けでした。神々も罪を犯すし愚かだしエゴイスティックだし、嘲られる対象でもあるし、小人にも巨人にもそれなりの言い分がある。それは私たちの社会の構造そのものを映しているように思いました。

芸術監督は曰く、「指環を巡る壮大な物語は、権力、愛、自然破壊、終末、救済など、私たちの生きるこの現代にもそのまま通じる内容が描かれています」と。

権力と支配の象徴である黄金の指環。「指環を手に入れるものは世界を支配する力を得るが、と同時に、指環の奴隷ともなる」という指環にかけられた呪い。

この指環は今ならお金でしょうか。

『ラインの黄金』で天上界の神々は、神の支配力を示すに相応しい巨大な城を巨人達に建てさせるのですが、それは結果、要塞のような、戦うための城として完成し、やがて世界は戦いの地へと化していくようです。これなども’指環の奴隷’となってしまったことを表しているのでしょうね。

空に架ける橋.JPG


寒露

2015年10月08日

今日10月8日は寒露の日(飴玉ではありません)。どうりで朝晩はだいぶ冷えるようになってきました。とはいえ、日中お天気だと暑いですね。昼間来室される方はTシャツ、夕方来られる方は羽織物と、服装もまちまち。もう少しの間、服選びに悩みそうです。

ですが、確実に外を歩いていて感じるのが、空気の乾燥度合い。日に日に高まってきており、そろそろ加湿器の出番ではないかと。明日準備することにします〜。

どんぐり.JPG


10月に…

2015年10月02日

今年も残り1/4となりました。早いですね。昨夜の暴風雨はいかがでしたか?被害に遭われたところもあり、朝の通勤電車も乱れていました。私は大抵ものともせず眠れるのですが、久しぶりに心臓がドキドキするほどの恐怖でした。途中でガラガラガッシャーン!という音がしたのですが、怖くて見に行けずにいたら…。なんてことはない、早朝、興奮したであろう飼い猫がCDをばらまいていました。ハァ…。

今日は一転して秋晴れの日。暑いくらいですが、空には鱗雲がありました。

秋の空.JPG


橙色

2015年09月29日

昨夜、駅のプラットホームで若い女の子たちがきゃーきゃー騒いでいました。何事かと思ったら、スーパームーンを観て「きれい〜!」と。線路上の地平からそう高くない位置に見える月は通常の4倍くらいの大きさに思え、色も栄養価の高い卵の黄身のようにオレンジ色が濃くて美しいものでした。そうか、スーパームーンの日だったのね…。過剰なニュースを見て、それがなに?とちょっと冷めていましたけれど、やはりきれい。

これが南の空の中央くらいに昇ってくると、ふだんの大きさの月になり、色も白っぽく皓々と光るのですよね。こういう澄んだお月様も心を強く打ちます。またこの時季は金木犀の花も咲き、至るところから匂いが漂ってきます。日常の中で幸せな気持ちになります。

金木犀1.JPG

金木犀2.JPG

金木犀のお茶が飲みたくなってきました。


autogenic training

2015年09月23日

連休の一日、自己催眠の一つである自律訓練法の研修に行ってきました。以前から実践してはいたものの、催眠を専門に研究している笠井仁先生の講義は大変奥の深いもので、背景、歴史、理論、雑学など久しぶりに大学の講義を受けているような満足感を覚えました。

自律訓練法は「自分で催眠状態をつくり出し、暗示をかけ、心身の状態を健やかにする」方法です。適用には禁忌症もあり注意が必要ですが、おぼえれば数分でできるものなので改めて便利だと思いました。ただし、どのトレーニングもそうであるように一日に数回を継続して行っていくことが大切なので、継続が苦手な方は「効かない…」で終わってしまうものなのでしょうか。

瞑想に近く、とても気持のいいものなのです。因みに先生曰く、「”瞑想”というのは、本来、”冥想”が正しい」と指導教授から教えられたそうです。

冥=くらやみ、心の奥深いところに想いを馳せること、自分を知ること。これが冥想。自律訓練法から脱線しましたが…。

実践では、実践前と実践後に色鉛筆でサッサと絵を描きました。描かされました。何でも自由に好きなように。心の赴くままに。下手で恐縮ですが、以下がそれ。何でも実践前は寒色系や線描が多く、実践後は丸みや暖色系が増えるそう。描いている内容も勿論分析の対象になるわけですが、それはさておき。

RIMG0018.JPGのサムネイル画像

小さめにね。

before:入り江の夕陽、寂しそう…。

after: 浜辺のヒトデと貝、生物ですね。ヒトデは貝を食べちゃうのでしたっけ?


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