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ブログ 心's LOOM

「相当時間」

2015年08月05日

昨夜はさんざんな?一晩でした。

またもやJRの事故による運行停止と遅延。はぁ〜、くたびれた。

不測の事態はしょうがないにしても、なぜこうも再開に時間がかかるのか。譲って時間がかかるのは仕方ないにしても、アナウンスがいつも曖昧。「再開には相当時間がかかる見込みです」。この相当って一体何十分?何時間を見込んだらいいのだろう?これによって他線に乗り換えるべきか否か、帰るのを諦めるべきか否か判断するのに、いつも「相当時間」 or 「かなりの時間」。

また最初のアナウンスでは、「止まった電車の乗客が線路に降りたとの情報が入ったため、安全確認に相当時間がかかる」と言っていった。確かにそう言っていた。これを解釈すると、業を煮やした乗客が勝手に降りて安否不明?、という風に聞こえなくもないのだけれど、実際は違ったらしい。線路上で止まった3本の電車から、乗客たちを最寄り駅まで歩いて退避させたのだとか。はぁ?

結局4時間弱かかり午前様に。

この種類の事故なら再開まで目安何時間、とかないものでしょうかねぇ。昨日今日鉄道が始まったわけじゃなかろうに…。

しかし…、他の乗客はほとんど皆、スマホやらタブレットをいじりながら静かに待っていました。何時間も立ちっぱなしで文句一つ言わず。

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ほうじ茶パフェ.JPG


『still Alice』

2015年07月29日

シネスイッチ銀座へ映画『アリスのままで』を観に行ってきました。

50歳の高名な言語学者の女性が若年性アルツハイマー病に罹るストーリーです。アルツハイマーの高齢者は仕事において接触していたことがあったので、随分キレイに描きすぎているんじゃないの〜?と思うところもありましたが、静かに描かれているところが却って良かったなと思われる作品でした。

家族の苦悩、特に配偶者の苦悩はほとんど取り上げられていません。主人公が50歳で、夫とは学生結婚らしき設定を考えると、夫にとってもっと切実な出来事なんじゃないかと思いますが、よくできた愛の深い配偶者です。(できすぎの感も?)

3人の子供達の苦悩も詳しくは描かれていません。家族遺伝性のため50%の確率で子どもに遺伝し、陽性であれば必ずや発症するとのことですが、長女は陽性、長男は陰性、次女は検査を受けず…、長女は双子を出産…とそれぞれの選択が間接的に描かれています。

主人公はあくまでもアリス。

アリスの台詞で、「私は今まで知性や言葉というものによって自己規定してきたけれど、それが今失われていくのよ」というものがありました。これは本当に興味深く、常々考えているところでもありました。

「私」という存在は、一体何者なのか?

名前、性別、年齢、職業、結婚や子供の有無…etc.

こういったものの意味が薄れていったら、認識できなくなったら、「私」というものはどう規定できるのか?「私」というものは、そもそも流動的で、関係性のなかで規定されるものなのかもしれないけれど…。

「ビッグイシュー日本版(5/15号)」のインタビュー記事のなかで、アリスを演じたジュリアン・ムーアが、「多くの若年性アルツハイマーの人たちを取材するうちに、”自分”というものが完全に無くなってしまうようには思えなかった」ということを言っていました。

この作品を観られた方は、どう思われるでしょうか…。

木槿.JPG


sunsunと

2015年07月25日

蒸し暑さのせいか気持ちがくさくさするので相談室ご近所のお花屋さんで向日葵を3本買ってきました。

本当はゴッホの絵のように燃えるような感じに飾りたいのだけれど…。

向日葵.JPG


情報とどう付き合うか

2015年07月23日

日々思うところあり、「ウェブニュース 一億総バカ時代」三田ゾーマ著(2015 双葉社)、という本を読んでみました。本の名前も著者の名前も目を惹きますが、著者は実際ウェブニュース制作会社に在籍している人のようなので、名を明かせないのでしょうね。

スラスラ短時間で読めるので手頃でおススメです。ネット漬けの生活をしている人は、目を通して損はないどころか、ウェブニュースが作られる仕組みを知ることが出来ます。ネット上の報道と広告の境が薄れていく現況に、私たちが簡単に騙されないように、警鐘を鳴らしているものが本書です。

これを読んで再認識したこと。それはウェブ広告に臨むべく態度のみならず、ウェブ以外の媒体も含め、ニュースそのものを読むときの注意点でありました。

①世の中で何がニュースとして取り上げられているのか。(何がニュースとして取り上げられていないのか。)

②書いた人は、どこからどうやって情報を得ているのか。

勘を身につけ、気を付けたいところです。

(この本の情報も、新聞サイトのPR広告から知り得たことがわかりました。新聞の純粋な書籍紹介記事から知ったと思っていたのですけれど…。合掌)

サーモンピンクの夕焼け.JPG

海と空に救われし〇〇の心…


腰痛に対する心理療法

2015年07月16日

12日(日)のNHKスペシャル「腰痛・治療革命〜見えてきた痛みのメカニズム〜」を見られた方はいらっしゃるでしょうか?

これが久しぶりに面白かった。「ためしてガッテン!」はまどろっこしくてムズムズして早回しで見るのですが、この番組は違いました。(とはいえ、Nスペをどれだけ信用できるのかはまた別問題でしょうかね?)

腰痛といってもこの場合は3ヶ月以上続く慢性腰痛のことで、レントゲン検査等で異常が明瞭に分かる腰痛ではありません。(しかし椎間板ヘルニアのような疾患についても、従来のような外科的手術は必要ないと言っていました。)

視覚的に異常はないとされる慢性腰痛において、ではその痛みはどこから来るのか?

それは脳から来る、というものでした。えっ、当たり前?当たり前ですよね。

体のどの痛みも、脳が感じ、認識するものなのですよね。例えば、失った手脚の痛みを感じる幻痛にも仕組みが似ているのかなと思われました。なぜ体に異常がなくても脳が痛みを感じるのかというと、痛みを抑える脳のある部位(アルファベット4文字程の部位名でしたが、憶えたのに忘れました!)の働きが弱まってしまうから、ということでした。

そこまでは理解できるとして…。

じゃあ、その部位の機能は何故低下してしまうのか?

ここが面白いところです。その部位の機能低下を招くのは、「恐怖」という感情のせいなのだそうです。例えば、「またあの激しい痛みに襲われるのではないか?」「今度腰痛が起きたら、もう動けなくなるのではないか?」「仕事や家事を休むことはできない。皆に迷惑をかけてしまう。」等といった認知に関連した「恐怖感情」が、痛みを抑える部位の働きを弱めてしまうということでした。

こういうプロセスのようです。

例えば、ぎっくり腰 → 動けないほどの激しい腰痛 → やがて動けるようにはなるが… → 痛みの記憶と恐怖の感情が慢性腰痛を生じさせる。

というわけで、現在腰痛治療に最も効果が高いとされているのは、「認知行動療法と運動のセット」であり、2番目に薬物療法がくるということです。しかも、運動はストレッチなどの筋肉をほぐす運動ではなくて、恐怖を克服するための運動なのです。ですから恐怖を生じさせるような動きを、少しずつ行っていくのです。オーストラリアでは3週間の認知行動療法と運動のセットプログラムが既に始められているとのこと。

恐怖…。

腰痛治療研究の応用が、更に深まり広まっていくことを多いに期待しないわけにはいきませんね。

夕焼けと海.JPG


ブルーグレーな気分

2015年07月10日

晴れましたね。

もしや間もなく梅雨明け?

昨日、やっと雨靴を買ったのに〜。

↓ 使い回しの、好きな午後の海のphotoで。

海.JPG


風に吹かれて

2015年07月05日

梅雨の盛り、毎日雨量が多いですね。

先日、家のクーラーをつけていたら、ひたひた…、ひたひた…、微かな音がするではありませんか。

何だと思います?クーラーの吹き出し口にぶら下がって、揺れていたものがありました。

スイカズラ.JPG

答えはナメクジ。家の中にいるなんて…。でも百足でないだけまだましなのかもしれませんね。

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ここのところ、体調を崩される方が多いので、どうぞ御留意を。


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