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心理 東京
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ブログ 心's LOOM
星空
2013年10月15日
昨日はプラネタリウムに行ってきました。
スカイツリーに隣接しているプラネタリウムで、初めて知りました。ここはソラマチなのに水族館もあるのですね。
それで肝心の中身はというと…。友人は途中で寝ていました。ZZZ…
私はうん十年ぶりのプラネタリウムに心躍らせながらしっかり観ていたのですが、なんだか予想と全く違いました。
この季節に観られる星座の説明があるのかと思いきや、よくある絵本?を開いているような印象で、「ひとりぼっちの少年と少女がそれぞれに星空を眺めていて、大人になって星空の下で出会いました〜」とか「大切なものはみんな星に教わった〜」、「周囲の期待なんかどうでもいいんだよ〜」「頑張らなくていいんだよ〜」といったナレーションの言葉が星空の展開とともに流れていく、一体これは何なんだというプラネタリウムでした。むかーし、「星は〜なんでも知っている〜♪」という歌がありましたっけ、そういえば。
脚本家が言ってほしい言葉を言われても…。シンプルな星座や神話の講座でよかったのにと思います。星空への投影は観る側が勝手にしたいものです。
それでもプラネタリウム内のアロマの香りも手伝って、多いに気分転換になった一日でしたが…。
レンブラント光?右の鉄塔はスカイツリー。
映画のなかの集団行動
2013年10月05日
時々蒸し暑くてまいりますが、朝晩は風がひんやりして気持ちよくなってきました。今日などは寒いけれど、キンモクセイはまだでしょうか…。
ここのところの世情をみていると、気候がどうのこうの〜とか、趣味の映画〜のことなど悠長に書いている場合でもないように思うのですが、まあそれはそれということで。
『自由からの逃走』という名著がありましたが、もういちど読み返したいなと思うここ最近です。
視点はずれますが、『ディバイド』(2011、米・加・独)という気持ちの悪い映画を先日観ました。昨年日本で公開されているので観られた方もいるのでは。核戦争直後のニューヨークのシェルターに取り残された男女9人の物語。もうこれだけで、およその察しはつくというもの。
よくありがちなシチュエーションスリラーなのですが、密室の極限状態に置かれた人々が己の弱さをジワジワと露呈していくさまだとか、小グループの集団圧のようなものがよく描かれていて、鑑賞後も気持ちのすっきりしない後味の悪い作品でした。よく描かれていると書きましたがそう思わせてくれるという意味においてであって、実際似たような状況に遭遇したら人間がどうなるのかはわかりません。スリリングに描くにしても、もう少し理性的、三人寄れば文殊の知恵的にならないものかと淡い期待を寄せるのですが、それは甘いのでしょうかね…。まあ、カナダやドイツが制作に加わればおよその作品が不条理に終わるものですし…。
似た作品というわけではないけれど、次第にエスカレートしていく集団行動の心理を描いたものなら、『エクスペリメント』(2010、ドイツ映画『es』のリメイク)の方が映画として断然よく出来ていました。上の映画はどうでもいいけれどこれはお奨め。実際の社会心理学実験、スタンフォード大学で実行されたスタンフォード監獄実験(Stanford prison experiment)を題材にしたものです(この実験の元には社会心理学史上、更に有名な実験がありますが)。囚人役の人たちと看守役の人たちを有償で募集し、疑似監獄のなかで一定期間過ごさせるという実験です。
閉鎖された空間において、人々は与えられた役割を次第に率先して遂行していくようになっていくことや、権力と服従の関係が簡単に暴力に転がりやすいことなど、人間行動について高を括ってはいけないなと思わせるものでした。昨日、売上げの悪い従業員に全裸踊りをさせるという企業の報道を読み、信じられないような話で目を疑いましたが、なんだかスタンフォード現代版のように思えてきますね。
満月のフォーチュン
2013年09月20日
という曲がありましたが、ご存知の方はいかに…。
さて、昨夜は中秋の名月でしたね。お月様は真ん丸で皓々と辺りを照らし、それはそれはきれいでした。ご覧になりましたか?
そういえば随分前にブログにコメントをくれた方がいました。コメント機能が上手く機能しておらず、問い合わせ欄よりいただいたのですが、掲載するタイミングを逃していました。すみませんでした。
私がACグループセラピーについて書いたとき、いただいたコメントです。
……私もグループワーク等への参加で自己自身で抑制していた感情の表出を体験しています。また、空を見上げる「月光浴」や、グループダイナミクス、そこから自分の中にあるものを見つける事が出来る、個人で見つめる、と相互に補いあっていけるといいなと、日々、思っています。……( Kさん)
そのまま一部を引用させていただきましたが、個人療法とグループセラピー2つを利用していっらしゃるのでしょうか。月光浴もなさっているとのこと、私もよくやります。就寝中カーテンを閉めないで外を眺めながらうとうとと眠りに…。本当は近視で何も見えないのですが、少なくとも感じながら。スピリチュアルなことはおよそ信じていませんが、ただただ美しいから…。
そういえば、子供だったときに幾度か読んだ本が『月の魔力』。満月の日には何か(事故や事件)が起こる!というショッキングな内容で、月の満ち欠けは潮の満ち引きのみならず人体にも影響するという、とても面白い本でした。後の研究で因果関係は解明されていないそうですが、どちらかといえば、私はフォーチュンの方を信じています。
↑ 昨夜の満月
既に…
2013年09月15日
9月も半ば、ブログ更新をすっかりさぼっていました。
人間の心理に関連した意味のあることを書きたいのだけれど、今の気分は ↓ のよう…。暑いのか涼しいのか、体が重く…。
9月19日は中秋の名月だとか。その時までに気候が落ち着くといいですね。そしたらブログに力入れよう…。

初秋
2013年09月01日
気が付けば9月1日に。
初秋とはいえ、暑い。
書く気力を失い、夏に撮ったphotoを…。
秋の気配…
2013年08月24日
夜帰る頃、虫たちの合唱が大きくなってきました。
これはこれで寂しいような…。

名残惜しい夏の花(コオニユリ)とアゲハ蝶?の画像を。
ひんやり
2013年08月18日
ひんやりしたお盆休みでした。
この画像、なんだかわかりますか?
今回初めて、私は風穴なるものを見てきました。これは天然の風穴。
岩の間に雪や雨水が溜まり、冷やされ、すき間から冷気が流れてくるもの。付近の気温は約21度で、岩の合間は1度前後。心身が冴え渡る涼しさで、離れたくありませんでした。
この天然の風穴を利用して、明治時代、加工したものが下の画像。
小さめの石を積み上げて室と屋根を作り(現在残っているのは石のみ)蚕の卵を保管していたと、この遺跡ガイドの青年が教えてくれました。卵を好きなときに孵化させられるように、長期間保存できる貯蔵庫だったといいます。現代の卵子凍結保存の先駆けですね。
熊が出てきそうな奥深い山中から、戦前まで蚕卵を日本全国へ輸送していた、富国強兵のための国の重要な施設だったとか。前に養蚕について農家の方に話を聞いたことがあるのですが、それはそれは寝る暇も子育ての十分な時間もないくらいの一家総出の大変な労働だったと知りました。
国を支えていた一大産業の興亡を思うと、何一つとして確かなものはないような気がしてきました。盛者必衰のことわりというか…。
ところで今の主幹産業はなんでしょうか? IT関連技術?
どうなっていくのか本当に未知数ですね。