-
心理 東京
- ブログ 心's LOOM
ブログ 心's LOOM
残暑なのに…
2013年08月11日
猛暑が続きますね。
こうも激しい気温だと、お体の変調などはありませんか。
暑さがからきしダメな私は、昨日、クリーニングのタグを付けたまま一日中外に出ていました。
ついつい冷たいものをがぶ飲みするので胃腸も悲鳴をあげ気味…。
明日から少々お休みをいただき頭を冷やしてまいります。
そうそう、前回のブログで掲載しました浮世絵は、歌川国芳の『相馬の古内裏』というもの。
奥にいる姫は妖術使いで、父の敵をとっている図。この展覧会の江戸時代の妖怪絵はどれもこれもユーモラスなものが多かった。(幽霊画は180度異なり、あれを家に飾れば運気下がること間違いなしのオーラを放っていました。)
妖怪と言えば会ってみたいのは座敷童。子供の頃は古い家には本当にいるものと思い込んでいましたが、もしかしたら今も日本の家のどこかにはいるのかも…と淡い期待をもちながら夏休みを迎えたいと思います。
↓ 『神田の家』。外から見ただけですが、古くて趣のあるとても美しい建物。こういう家に住んでみたい…。
暑いので…
2013年08月04日
↓ 涼しくなりましたか?

足を伸ばして「日本の妖怪を追え!」を観てきました。
以上…
『風立ちぬ』
2013年07月23日
先日は久しぶりに映画館へ。心待ちにしていた宮崎駿監督の『風立ちぬ』を観てきました。まあ感想は人それぞれでしょうが、私は世界に誇れる作品だなと思いました。観た後しばらくぼーっとしてしまいました。
大正から1923年の関東大震災を経て、敗戦へと向かう時代のなかで生きた、青年航空技師の夢と挫折の物語でした。
オープン前の宮崎監督へのインタビュー記事に、「これは反戦の映画でもなく、国威発揚の映画でもなく、どのような人々も、自分たちが生きる時代の矛盾のなかに取り込まれて生きているということを描きたかった」というようなくだりがありました。
それを踏まえて観たわけですが、青年の夢を追う姿は美しく尊く、一方で夢は優秀な戦闘機となり多くの命を奪い一機も帰らないという残酷さに、また不穏な時代のなか、明るい陽だまりのような儚い純愛に、悲しくなって泣けてしまいました。
それでも、
“風立ちぬ、いざ、生きめやも”
(Le vent se leve, il faut tenter de vivre. 風が立った、さあ、生きようではないか…)
なのかもしれません。
映画館には子供も来ていたようですが、途中飽きてしまったようで少し騒いでいました。小さな子供には難しいと思います。私はこれを、若い人はともかく、60代以上の人に観てほしいなと思いました。まあ、でも、もはや選挙も終わったし時既に遅し…(涙)
それはともかく、映画の主題曲、荒井由実の「ひこうき雲」にも思わず涙腺が緩みました。バブル期のYuming はそんなに好きではなかったのですが、これを19歳で作ったとはやはりすごいですね。この映画のためにあるような曲でもありました。
『ある秘密 Un secret』
2013年07月20日
『ある秘密 Un secret』という2007年のフランス映画を観ました。久々に出会った珠玉の作品でした。
ナチス占領下のフランスが舞台の歴史映画なのですが、大がかりな歴史ものというよりは、ある秘密を抱えた家族の物語で、夫と妻、母と息子 etc.の二者関係の心理描写がよく描かれているなと思いました。
主人公は虚弱体質で運動の苦手な10歳ぐらいの少年。元運動選手の両親に育てられているのですが、親と比較して何となく肩身の狭い思いをしながらも、母親の飛込(水泳)の美しさに見とれて静かに尊敬していたり、とても繊細な感性の男の子です。
この子の空想の世界には「運動神経が良く、できのいいお兄さん」というのがいて、事あるごとに兄を想いながら暮らしています。こういった子どもの空想は児童文学のなかでよく見られますよね。感受性の高い or 不安の高い子どもたちは、ファンタジーのなかに好きな子どもや興味ある子どもを作り上げて、あたかも実在するかのように交流をします。たとえば、赤毛のアンも鏡の中の女の子と話をして、自分の寂しさや孤独を慰めていました。
ですが、この映画は「空想の兄が実は…」というひねりがあります。
そして、男女の愛や欺瞞、疑惑、罪悪感などが、戦争が引き起こす不幸や悲しみを更に深いものにする、ある家族の物語なのです。男女の愛は時にとても残酷で、見ていられないほどでしたが…。
少年はきっと、親や周囲の大人たちの顔色や態度を鋭敏に感じ取り、兄の存在を無意識的に知り、隠された過去を再び浮上させ、家族の再構築をしたのかもしれないなと思いました。
そら
2013年07月08日
昨日は七夕でしたね。あんまり関係ないなと思いながらも、帰りに夜空を見上げてみました。神保町ではわずか1つの星が、微かに弱い光を放っていただけでした。
朝のニュース番組で「星空」特集があり、なんでも最近星空観察が静かなブームであり、観察会のツアーが人気とのこと。高原などに泊まりながら観察するようですが、都会の夜空で星を見るコツも報じられていました。それは視界に入ってくるネオンの光を手やモノを使って遮るのだとか。
やってみたら、確かに視界が暗くなる…。目を凝らせば星も、ちら、ほら、見えてきそうな気がしますが、うーん、やはり無理。視力検査をやっているような気分です。きっと皇居など森があるところへ行けば違うのでしょう。星空の見えない七夕は、まったく気分が盛り上がりません。
そういうわけで、夜空がだめなら夕方の空ということで、画像は束の間のバニラスカイを撮ったもの(画像にすると良さが半減どころかもっと減りますが)。こういう朝や夕の空を眺めると、気持ちがぐっと広くなる気がします。
グループダイナミクス
2013年06月30日
明日から7月。
今日は居残りをし、カレンダーを替えて締めくくり。新たな気持ちです。
さて、本日は午後、ACグループワークに参加してきました。
10数人のグループで、カウンセリングルームのなかでは味わえない、グループの力動を肌で感じてきました。
今回のアプローチは、何でも『複合トラウマは体に宿る』という理論がベースにあるらしく、強く声を出したり体(筋肉)を激しく使ったりする、初めて体験するインパクトの強いものでした。かなり圧倒され、一日目はひどい頭痛が生じたくらいです。得意なアプローチではありませんが、なるほどなと思えるヒントが随所に示されており非常に勉強になりました。苦手だなと思った方もいると思いますが、そう思うのも大切な意見で、感じていいことだと思います。
それはそうと、2週にわたる、2日間のグループが、最初は見知らぬ者同士の緊張の出会いから始まり、何度も山を越え、最後の方は手に手を取り合って(文字通り)唱和し、ベルカーブを描くように終焉に向かったこの流れ自体が、希有なものに思えて心動かされました。
「私は人の期待どおりに動かない」「人は私の期待どおりに動かない」というフレーズが改めて響いてきます。
グループワーク
2013年06月27日
ブログ更新からあっという間に1週間以上経ってしまいました。
日曜日はカウンセリングルームを途中で抜け出して、友人が主宰するグループセラピーに参加してきました。グループの力(正も負も併せて)を肌身で強烈に感じたボディワーク?系のワークショップで、まだ来週もあります。体と心、感情について、思ったことは後日書きます。
今日は睡魔がひどくこれにて…。今週は、というべきか…。こういうのもワークの影響なのでしょうか…。
********
↑ 神田明神。日本初のコンクリート製のお社なんだそうな。