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ブログ 心's LOOM

夏の夜の…

2012年08月31日

今日で8月が終わり。
明日から9月といえ、まだこの暑さは続くのでしょうか。

東京都心から地元へ帰ると格段に夜間の気温が違います。都心は過酷だなーとつくづく思います。夜になってもビルの合間を熱風が這っているのが耐えられません。

ここのところニュースでは南海地震の被害予測や富士山噴火時の火山灰の首都圏への影響などがさんざん報道されていますが、明日は確か防災の日でしたよね?それを意識してのことでしょうか…。

様々なことを考えて不安にはなるけれど、少しずつ家の中の要らないものなどを整理していきたいと思います。やっぱりモノは少ない方がなにかと動きやすい。

それから時が経つと忘れてしまいますが、いまだに故郷を追われて帰ることが出来ない人たちがいる現実を忘れてはいけませんね。

緑の牧が原





仕事

2012年08月30日

神保町交差点で、以前ご紹介した『ビッグイシュー』という冊子が売られていたので買ってきました。ご紹介したように、ホームレスの人たちが自立への足がかりとして、街頭で冊子を売ってお金を稼ぐ仕事です。本部はイギリスにあります。

昨日はまだ買っていなかった2冊をもらい、お釣りはチップのつもりであげたらバックナンバーを1冊くれました。

さっそく昼食時に中身を見たら、紙切れが一枚挟んであり…。それは、「金品の授受について、どうしていくか」というディスカッションが販売員の間でなされた、という内容でした。

様々な意見がありました。「お釣りをチップの感覚でもらえるのはいい」「売れないときにジュースやお弁当の差し入れはありがたい」「本を買わずにお金だけ置いていく人がいる」「10円足下に置かれたときは悲しかった…」「お客がお釣りを受け取らないのは困る」など。

この問題については消費者側の意見も募りたいという会社側の意見が書かれていましたが、基本的に余分な金品は受け取らないとありました。トラブルの元にもなるらしく。

気を付けなくてはいけないなと思ったのは、これは彼らの「仕事」であるということ。冊子の売買を通して社会に参加しているのです。同情や施しを受けているわけではないし、チップにしても人それぞれ感じ方が違う。
自分に出来ることはなにか。私は『ビッグイシュー』が面白くてためになるので買っており、その形でこれからも応援していくつもりです。

ふうろそう



虚実?

2012年08月28日

朝晩は少しは涼しくなったものの、日中の暑さはまだ続きますね。ここら辺りで一雨ほしいものです。

さて、昨夜は韓国映画を観ていました。でも映画の話ではなく…。

韓流スターも韓国映画もとんと無知なのですが、チャン・グンソクという若手俳優が出ているもので、見たとたん「ああ、あの子ね!」とすぐに分かりました。

この人、車内広告に出ていました。ツルツルのお肌でエステの広告に。こちらが知らないだけで、きっとCMでも流れているんでしょうね。
へぇー、人気があるんだ…。私には妙にお肌スベスベの子どもにしか見えないし、男の子までが肌を気にしてどーするの?と思わざるをえず、今は女子も男子も肌を気にし過ぎている感がします。「つるるん卵肌」とか「赤ちゃん肌」とかetc.…

経験から一つ言えることは、おばあさんおじいさんの肌を沢山見てきたのでわかるのですが、ある一定の年齢を超えると人(特におばあさん)はしっとりと柔らかなお肌になると思います。皺は増えてもシミが目立たなくなり肌理が細かくなるのは間違いありません。美容研究家も化粧品研究者もアンチエイジングを追うのなら、エイジングのプラス点も研究して欲しいものです。

それはそうと、映画の中のチャン・グンソク君は、肌を含め至って普通の子でした。不気味な演技はなかなか良かった。広告だけが乖離しているような気がします。


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on the matのサムネイル画像
on the yoga mat!




miniエクササイズ

2012年08月27日

久しぶりに…。

運動が大事なことは、特に年月を重ねればよりいっそう大事なことは百も承知でしたが、やる気が起きず何もしないでいました。

でも心と同様に体も大事。いや、心と体というふうに2つに分けることはできないのかもしれない。というわけで、一念発起。休みの今日からピラティスを始めました。ピラティスは激しい動きを必要とせず、内臓の筋肉を強化するエクササイズ。7年くらい前にピラティスのTV(シリーズ)を観て、教材も読むことを薦められていたのですが、呼吸、骨、筋肉の3つを意識しなくてはいけないことが判明し、面倒くさくて手を出さずにいました。

今度は続けられるように頑張ろ。無理せず少しずつでもいいから。オリエントの音楽をかけながら、気持ちよく〜。いやいや、体が硬い。特に右側が何ともいえないほど固まって動かない(涙)。だけどね、ヨガマットを敷きながらやっていると、少しはやる気が出てくるところが不思議なものですね。

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夏山






双雲

2012年08月26日

今夜は遅くなるので…、また後で。

雲2つ
(↑ カエルの目、みたいな雲でしょう?)

また後で、と言いながら、翌日の朝になってしまいました。

昨夜は以前の同僚たちと久しぶりに会い、楽しい夜を過ごしてきました。女が集まると、特にみんな鬱憤が溜まっていたのか、お喋りの洪水でありました。会食したお店のコンセプトは”履歴のある野菜”(これは面白いでしょ?)。産地などがはっきりしているということなのでしょうね。しかーし、みんなの話が中断することもなく(皆それどころでない)、サーブしてくれたボーイさんの説明が全然耳に入ってこなかった。なので野菜たちの履歴はどこもわからず(笑)。給仕さんのお仕事もかなり大変なものなんだなーと思いました。







続antihappy

2012年08月25日

まだまだ残暑が続きますね。全国をみると東京辺りはまだマシな方ですね。

さて、昨日のブログで引用したフロイト,S.の言葉で、『…むしろ人間が生きていくために耐えなければならない必然の苦しみや悲しみというものを、人間が自分のこととして経験することができるように…』、というところですね。

こういうのを載せると、「じゃあ、例えば嫁いびりやいじめにも耐えなきゃダメということ?」と短絡的に受け取ってしまう方がいるのですが、そうではありません。

「姑にいびられて、辛い、苦しい、怖い、腹立たしいetc.」としっかりと自分のそのままの感情に気付く、自分の感情を経験する、ことが大切だと言っているのです。

本当は辛いのに、「私はなんともない」「気にしてない」「姑は可哀想な人だから」「姑も辛いことがあるのだろう」などと否定したり、極端な場合「姑は私を可愛いと思っているんだ」と思ったりするのが、自分のこととして体験していない、ということです。例を単純化して説明しましたが、実際もっともっと心のメカニズムは複雑で巧みであり、ほとんど記憶にはない幼少期からそのメカニズムが働いているのです。


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松虫草
↑ 松虫草。この時期の好きな花です。





antihappy

2012年08月24日

以前のブログでご紹介した、小此木啓吾著(1980)『シゾイド人間』のなかに次のようなくだりがあったのでご紹介しておきます。とても含蓄のある言葉だと思います。

このことは以前から非常に強く感じていたことなのですが、世の中の「ハッピー」にややウンザリしていました。人間の基本的なアティチュードとして「幸せ」を感じていることはとても大切なことですが、ハッピー=脳天気?というニュアンスがどうも匂うからでした。

***以下引用***

人間の心が健康であることと、いつも満足感があってハッピーであることとは決してイコールではありません。(中略)フロイトに有名な言葉があります。「精神分析の治療の目的は、決して人間を幸福にするためにあるのではない。むしろ人間が生きていくために耐えなければならない必然の苦しみや悲しみというものを、人間が自分のこととして経験することができるようになることが心の正常である」

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「精神分析」というところは「精神療法」に置き換えられます。私たちは日々なんと感情に蓋をして生きていることでしょうか。あるいは苦しみや悲しみを他人のこととして経験していることが多いと思います。他人のこととしてというのは、他人のせいにしたり、本当は自分が苦しいのに他人の苦しみに置き換えたりすることetc.です。「自分のこととして経験する」、これが大事になってくるわけですね。

眼下








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