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ブログ 心's LOOM

続antihappy

2012年08月25日

まだまだ残暑が続きますね。全国をみると東京辺りはまだマシな方ですね。

さて、昨日のブログで引用したフロイト,S.の言葉で、『…むしろ人間が生きていくために耐えなければならない必然の苦しみや悲しみというものを、人間が自分のこととして経験することができるように…』、というところですね。

こういうのを載せると、「じゃあ、例えば嫁いびりやいじめにも耐えなきゃダメということ?」と短絡的に受け取ってしまう方がいるのですが、そうではありません。

「姑にいびられて、辛い、苦しい、怖い、腹立たしいetc.」としっかりと自分のそのままの感情に気付く、自分の感情を経験する、ことが大切だと言っているのです。

本当は辛いのに、「私はなんともない」「気にしてない」「姑は可哀想な人だから」「姑も辛いことがあるのだろう」などと否定したり、極端な場合「姑は私を可愛いと思っているんだ」と思ったりするのが、自分のこととして体験していない、ということです。例を単純化して説明しましたが、実際もっともっと心のメカニズムは複雑で巧みであり、ほとんど記憶にはない幼少期からそのメカニズムが働いているのです。


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松虫草
↑ 松虫草。この時期の好きな花です。





antihappy

2012年08月24日

以前のブログでご紹介した、小此木啓吾著(1980)『シゾイド人間』のなかに次のようなくだりがあったのでご紹介しておきます。とても含蓄のある言葉だと思います。

このことは以前から非常に強く感じていたことなのですが、世の中の「ハッピー」にややウンザリしていました。人間の基本的なアティチュードとして「幸せ」を感じていることはとても大切なことですが、ハッピー=脳天気?というニュアンスがどうも匂うからでした。

***以下引用***

人間の心が健康であることと、いつも満足感があってハッピーであることとは決してイコールではありません。(中略)フロイトに有名な言葉があります。「精神分析の治療の目的は、決して人間を幸福にするためにあるのではない。むしろ人間が生きていくために耐えなければならない必然の苦しみや悲しみというものを、人間が自分のこととして経験することができるようになることが心の正常である」

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「精神分析」というところは「精神療法」に置き換えられます。私たちは日々なんと感情に蓋をして生きていることでしょうか。あるいは苦しみや悲しみを他人のこととして経験していることが多いと思います。他人のこととしてというのは、他人のせいにしたり、本当は自分が苦しいのに他人の苦しみに置き換えたりすることetc.です。「自分のこととして経験する」、これが大事になってくるわけですね。

眼下








2012年08月23日

休日明けの今日から再び暑い日の幕開けです。日常へ戻りました。
2日間のみ涼しいところにいたら、寝起きがスムーズにいきました。いつも起床して30分くらい体に力が入らなかったのは、やはり暑気と湿度のせいなのですよね。こんなにも違うものだったんだ…と、改めて気づきました。それから健康管理にも問題があることがわかり、今日からお昼は特製のお茶にお握り1コです。お握りは手製。ここにこんなことを書くのも憚られますが、書かないと挫折するので敢えて書くことに。

下記画像は標高約1500mの牧草地。300ミリで眺めると、遠くにいるのは馬たちでした。
海派か山派かと聞かれれば、山派。というよりも高原派。特にその空気、風、くるくる変わりやすい天候に惹かれます。あー、馬になってこんなところを全力疾走してみたい…。


a meadow



星の王子様

2012年08月22日

所用があって山方面で過ごしてきました。1泊の駆け足でしたが、いろいろ考えたり、過去を思い出したり、自然に触れたり、エネルギーを補充できた2日間でした。

今日はそのことではなく、途中で寄ったサービスエリアの話題です。関越道を通ったのですが、最近のサービスエリアはうん十年前と比較して本当にきれいになりましたね。これは日本の誇るべきところなんだと、以前外国人たちが言っていました。ちょっとしたガーデンあり、カフェあり、トイレもキレイで安全、特に関越は手の入れようがめざましいようです。そのなかでも最近評判を耳にしていたのが寄居のサービスエリア。

ここは「星の王子様」をコンセプトに作られたところで、南仏風の建物に、ガーデンなどミニテーマパークのようです。トイレはデパート並みにきれいだし。

寄居サービスエリア


深夜帰ってきたので生憎ショップには入れませんでしたが、周りをぐるっと巡って来ました。

星の王子様のばらの花

ご存じのように、星の王子様のお話は深い寓話です。
大事に世話していた、我が儘なバラの花が嫌になって王子様はその元を離れますが、旅の果てにそのバラの元へ帰って行くお話です。ちゃんと、バラの花も育てられていました。

このサービスエリアの難点は、周囲に養鶏場などがあるために悪臭が漂っていることです。純粋に養鶏場の匂いだけでもなさそうなのですが、それも込みで楽しめます。





夏休み

2012年08月19日

残暑がきついです…。

ニュースのところにも書きましたが、8月21(火),22日(水)と夏休みをいただきます。8月20日(月)は定休日となりますので、三連休となります。
既にお越しのクライアント様で連絡が必要な場合は、ホームページのお問い合わせ欄からメールをください。
どうぞ宜しくお願いします。


コスモスの花たち

(↑プロの写真を掲載)





視点

2012年08月18日

何日か前にフランスの放送局 F2 のニュースを見ていたら、福島の蝶ヤマトシジミに奇形が見つかった、という報道がなされていました。日本の研究者が発表したもので、3世代進む毎に異常率が上昇しているとのことでした。フランスは原子力依存国家なのに、このての報道が早いなーと思います。

それでこの報告が一部で物議を醸している様子。実験デザインに無理があるとか、元々ヤマトシジミは奇形が生じやすいとか、種によって放射線の影響は大分異なるので、この結果をもってすぐに危険であるとはいえないなど。研究者たちも、人への影響について言及しているわけではありません。

今後の研究・調査が待たれるところであり、私たちは冷静に慎重にニュースを見守っていく必要があります。

だけどね、日本の放送局ではなぜこのことが放送されないのでしょう。特にNHKで。事実か否かではなく、こういった研究が発表された、ということを放送しないのはなぜなのかと思いました。いたずらに人心を不安にさせるから?信憑性の薄い発表だから?F2は扇動的なだけなの…?

いつだったか社会心理の研究者か何かが、「情報を発することが人々を不安にさせるというより、きちんと情報を発しない方が人々をより不安にさせ、流言飛語が飛び交う事態を招く」ということを言っていました。

思うのは、世界各国の色々な放送局のニュースを見ることが出来るということの重大さです。視点をたくさんもっていることが、何に付けて大切ですね。

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海

↑ いつもウィンドサーフィンを見ると、「蟻が 蝶の羽をひいて行く ああ ヨットのやうだ」という詩を思い出す。まるで蝶の羽のよう。





まねきねこ

2012年08月17日

今日は所用のため簡略版。

知人から、世田谷豪徳寺ゆかりのサブレをいただいた。豪徳寺行ったことないな。なんでも豪徳寺には招き猫伝説があるらしいです。今度調べてみますね。

顔がパタリロ(知ってる?)のようで可愛い。


招き猫サブレ




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